勿体無いのでDACの視聴記事から丸ごと切り出しました。元の記事は、推敲が終わったら上げようと思っています。
#8/18更新 「測定上の性能を高める・・・」の一行を追加しました
本題はここから
オーディオ機器は音楽を聴くためのものです。音楽を表現できる度合いの大きいものが優秀な機材です。指標がいくら優れていても、それだけでは何の意味もありません。
音を聞いて解像度がどうの、定位がどうの、情報量がどうのと、
デジタル的オーディオ指標で聴くことを強要される今主流のDACでは、
音楽が聴ける私の新DACを相手に最初から勝負になんてなりません。
私がクオリティの低いLINNのデジタルプレイヤーを評価する記事を
ポツポツと書いているのは、音楽が聴けるからです。
LINNは価格と性能が全然釣り合っていませんが、
同価格帯の他メーカーの機材より音楽が聴けますから
あれでも十分に勝負になるという訳です。
最近は測定上の性能を高めることにばかり注目が集まりますが、
性能を追求して音楽を聴けるようにするには
スフォルツァートのDSP-01レベルまで奢る必要があると
いうのなら、それはあまりにも高すぎる壁に見えます。
たかが機械で音楽を聴くことがこれだけ難しくて、
音楽性を聞き分けるのも長時間の訓練が必要なことを踏まえると、
音楽性のある機材を作れるようになるには一体どれだけの
修練と経験が必要になるのだろうと、そう思わずにはいられません。
いい機材を作る方に足を向けて寝られませんよ。
LINNのことを書いた記事をいくつか
こちらの2つの記事が分かりやすいかなと思います。
ちなみに、LINNのことを何故高く評価するのかを書いた下書きが眠っていました。
文字数が多いため体調が安定しないと書き上げるのは難しいのですが、
そんな悠長なことを言っていられないかもしれないので頑張って書きます。