【オーディオ】Dynaudioのスピーカーを15年使ってきた私が思うDynaudioの特徴と使いこなし

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DYN_C1Platinum_Stand
写真はConfidence C1 Platinum

こういう記事の方が受けるんだろうなと思いまして。
今まで一度もまとめたことがありませんし、
折角なので少し書いてみようと思います。

過去に私が書いたものを思い出したり
検索し直すと時間ばかり掛かるので、
私が今思っているポイントだけ書いておきます。

Dynaudioが最強などとは思っていませんが、
今の私のこの狭い環境で私の望むものが出るスピーカーは
他にほとんどないから使っています。
買い換えるためにいくら掛かるか考えたくもないです。

購入当時の思い出はこちら

いろいろ懐かしいです

Dynaudio Crafftをまさかここまで長く使うことになるとは思わなかった #購入当時の思い出
時は2001年前後。 秋葉ヤマギワにDynaudioのコーナーがあって、 熱風と揶揄されたかなり酷い音で鳴っていて、 あの時期のDyn...

Dynaudioの特徴

自分に合うかもしれないと思った方に興味を持って頂ければなと。
主観が入る以上、万人に受けるというものは存在しません。

違和感の描き出しが飛び抜けています

この記事で私が書きたかったところその1。
そして多分、誰にも伝わらない。

・シグマデルタの違和感
・ワンポイント録音の空間の自然さ
・マルチ録音の空間の違和感
・コンプレッサーの違和感
・リミッターの違和感
・デジタル演算の違和感
・無加工録音のよさ

これらの表現力では他メーカーの追従を許しません。
尤も、世の中の大多数の音源がこういう違和感を内包しているため、
これらが表現できることがいいのか悪いのかは謎です。

一つだけ言えるのは、違和感を描くのが上手いということは、
このような違和感が存在しない音源を聞いた時の素晴らしさも
他メーカーの追従を許さないということです。

そういう音源を意識的に集めていらっしゃる方は、
既にDynaudioのスピーカーを使われているか、
自作かフルレンジをお使いじゃないかなと思います。

その他

音の質感は高いのですが、どうしても重たくなる傾向があります。

鮮度の高い鋭い音が欲しいなら、
昔の大型スピーカーを使った方が圧倒的に早いです。

Dynaudioはハイスピードだと言われることもありますが、
私はDynaudioをハイスピードだと思ったことはありません。
スピード感を感じるスピーカーは概して早くないという印象です。
本当に早いスピーカーは早いことを感じさせないくらい早く、
私が聞いたことのある範囲だと既成品ではExclusiveくらいしか
挙げることができません。

部屋が狭くても空間表現を楽しみたいなら
Dynaudioのブックシェルフ型は合っているかもしれません。

音の色の表現(色合いとか質感とか)も優秀です。
最近はモノクロ描写の機材が多いので
Dynaudioには頑張って欲しいのですが、どうなるやら。

使いこなし編

この記事で私が書きたかったところその2。

エージングではなくてウォームアップが必要です

ウーハーのエッジをほぐすには、物理的に動かす必要があります。
解れていない時はどんな凄いアンプを持ってきても、
たとえばSpectralであっても細かい音は出ないです。
(Spectralの中堅クラスではダメでした)

ほぐすには最低でも丸々4日間(96時間)は鳴らし続けること。
どんなに小さな音量でもいいので鳴らし続けると変わります。
鳴らしながら毎日聞いていると、私の言いたいことがわかると思います。

私のスピーカーは15年も使っているので4日で済んでいますが、
鳴らしこみが進んでいないスピーカーだとどのくらい掛かるか
分かりませんので、もう音が変わらなくなったなと思うまで
鳴らし続けるといいと思います。

毎日30分でもいいから鳴らしましょう

ウォームアップしても3日か4日鳴らさないとまた固まります。
元に戻すのにまた同じだけ時間が掛かります。
もう物理的に重いので仕方ありません。

Dynaudioの特約店でもそこまで頑張ってるお店は
相当限られるでしょうから、いい鳴り方をしているお店を
見つけたら、そこでいろいろお話を伺うのがいいと思います。

端子のクリーニングをしましょう

Dynaduioの音は曇りやすいのですが、
その時に真っ先に疑うべきなのは信号ケーブルの端子です。
なお、ロジウムメッキだとあまり曇らないのでズボラできます。

端子をクリーニングしてダメな場合、私は消磁信号を流します。
それでもダメな場合は別のところで物理的におかしくなっているか、
別に大きな問題が隠れていることが経験上多かったです。

例)
 使ってるドライバが変だったとか、
 ケーブルが接触不良していたとか、
 ケーブルがラックに触れていたとか、
 インシュレーターが外れていたとか、
 セッティングがズレていたとか。

それでもダメな場合はただ待ち続けます。
3ヶ月で戻ればいい方で、半年以上かかることもザラです。
何も弄らなくても音が変わる理由はよく分かりませんし、
調子が悪くなった時にすぐ戻せるスキルもありません。

理屈で説明できるほどオーディオは簡単ではありません。

Dynaudioらしさが出るスピーカーは限られます

Dynaudioらしい音が出ると私が思った製品。

・Audienceシリーズ
・Contour1.3SEまでのContourシリーズ
・SP25、Sapphire
・Confidence3、Confidence5
・新ConfidenceのMK2、Signatureシリーズ

ただ、2014年夏から秋以降の新Confidenceは、
どうにも昔のよさが感じられなくて困っています。

何が悪さしてるかまでは分かりません。

関連記事はこちら(2017-0818更新)

上流の変化に敏感なことについて少し詳しく書いています。

Dynaudioをよく鳴らすには何が必要なの?
Dynaudioってミニコンポレベルの機材だと意外と鳴るんですけど、 国産の中堅クラスだとかなり鳴りにくい印象があります。 また...

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