某店主がお薦めしてたResonessence Labsを聞いてきました。
今日の試聴システム
・NWP LINN AKURATE/DS
・DAC Resonessence Labs INVICTA MIRUS
・Pre Fundamental LA10
・Pre Aurorasound PREDA
・Pre Luxmax C-900u
・Pow Luxmax M-900u
・SP TAD-E1
どうやって書こうかな・・・。
記事の目次
ES9018の音色はそのままでした
結論から書くと、INVICTAはES9018のチップの音がそのまんま出ます。
折角お薦めしてもらったのですが、私この音ダメなんです。
情報量は多いけど寒色で質感が冷たく、位相ズレがあって
中域が凹んでいてワイドレンジを演出・・・と、
現代ハイエンドの典型的な音。典型的な音です。
私は嫌ってますけど今はこんな音ばっかりです。
ここでLINNに思うこと
比較に使ったAKURATE/DSですが、価格は892,500円ですか。
値段なりの音はしません。品位も基本クオリティも
30万とか40万レベルのプレイヤーと同等ではないでしょうか。
オーディオとしてのクオリティは全然低いですが、
明らかにこちらが音としてまとも。音楽としてもまとも。
比較にならない。
10年,15年前にCD12以外のLINNを選んだ人は
完全に逃げだと思っていましたが、今、この時代に敢えて
音でLINNを選べる人は感性が非常に高いと思います。
ちょっと感心しました。
折角なのでプリの感想も
LA10とPREDAは上流の差を比較的素直に出していましたが、
C-900uが非常に曲者。Luxman色に全てが染まる。
上流の差がほとんど気にならない。恐ろしい。
それでいて、
・音の破綻が皆無で全く刺さらない。
・いつもの上品なラックストーン。
・細かい音が際立って聞こえる。
・品位がかなり高い。
・低音を少し強く出す傾向がある。
・プリが音を引っ張っている感触がする。
と、こんな感じ。
これだけ見るとハイエンドの結構高い機材の音なんですよ。
耳に音が刺さることを気にする人は100%騙される。
でも、全部Luxman色になる。細かい機微が全て消える。
細かい音は際立って聞こえますが、機材や録音の違い、
演奏者の技法などの細かい機微は全部消えます。
解像度を主軸に比較している人も騙される、とても怖いアンプです。
600と900を比較したらみんな900がいいって言うと思います。
粗が消えるのがハイエンドだと思っている人は好むだろうけど、
粗が見えるのがハイエンドだと思っている人は受け入れられない。
今は粗が消えると思う人が主流派なので、
アンケートの結果を忠実に音に仕上げたような印象を受けました。
他の人がこのアンプをどう評価するのか楽しみです。
その他、思ったことを
SDカードからの読込みは優秀でした
・AKURATE/DS ->SPDIF同軸-> INVICTA MIRUS
・INVICTA MIRUSのSDカード読込み
この2者でも比較してみましたが、
音としてはSDカードがずっと上ですね。
音楽としてはAKURATEかなあと言ったところでしたが、
スフォルツァートのような凄味はAKURATE/DSには感じられませんでした。
原理的にはSDカード読込みが最高峰になるはずなのですが、
なかなか上手くいかないところが難しい。
INVICTA MIRUSはLuxmanと合わせるとよい塩梅になる
アキュフェーズと合わせてもきっと同じでしょう。
解像度、情報量、音の広がり、見通しのよさ、
いずれもいいバランスになります。
何が正解か分からない世界なので難しいです。
店員さんとお話して
・AKURATE/DSのあの音はいいものと判断している模様。
・予算を機材毎に150万までとして聞いてみましたが、
プリもDACも薦められるもの無いって言われた・・・。