あんまり書いていなかった気がするので、
ブログが変わった契機にいいんじゃないかと。
ま、オーディオ用語はほとんど使えないと思いますが。
今のシステム構成
・CDT: 自作PC(電源はATX電源)
・CDT: RME Fireface800
・DAC: Marantz CDA-94 limited
・Pri: P&G PAF-1120W
・Pow: Audia Flight50
・SP: Dynaudio Crafft
高域をおとなしくするために、最近はよくCDA-94を使っています。
LHH1000は新DACと音の傾向がほとんど変わらないので、
明確におとなしくなるCDA-94の方が都合がいいんですよ。
フェーダーで20dB絞ってFireface800で15dBくらい絞ります。
本当はフェーダーだけで絞るのがいいのですが、
いろいろな曲を聴くのでなかなか難しいのが現状です。
本来はメインである新DACの音を書くべきなのですが、
ここ最近は本当にCDA-94の出番が増えているので、
こちらを書くことにします。
今の状態が落ち着いて新DACの出番が増えてきたら、
こちらのインプレを書きたいと思いますので。
ここからが本題(CDA-94を使った私のシステムの音)
私のシステムの音はどう表現したらいいでしょうか・・・。
ハイエンド的な音場はありません。
でも、録音の音場が正しいかどうかは分かります。
優秀な録音ほど引き立ち、悪い録音ほど酷く鳴ります。
ワンポイント録音は楽器から球状に音が放射される様子が分かり、
マルチ録音は平面で構成された楽器があちこちにいる、
という感じで鳴ります。
低音の階調表現が甘いという致命的な欠点はありますが、
それを補う圧倒的な中域の密度感と力強さ、質感の高さ、
そして高域のエネルギー感が音楽の屋台骨を支えます。
全体的な音のバランスはフルレンジかビンテージに近いでしょう。
それでも70Hz~15000Hzくらいまではフラットに出てますが。
高域のエネルギー感はB&W相手でも霞みません。
これがあったからこそDynaudioはDynaudioだったのだけど、
今はもう出ないんですよね・・・。
最近のハイエンドの音の描き方って、
細いシャープペンで細かく書く感じじゃないですか。
描画が細かく、音色は灰色。
私のシステムは、油絵と水彩画の間くらいですかね。
輪郭線は曖昧ではっきりしないけど、
音の色がめまぐるしく変わって色数に富む。
色は派手さのない落ち着いた色。
絵の具という意味でも多色だし、
木の音から金属の音という風に素材的にも多色。
だから長く聞いていても飽きることが無い。
奥行きの見通しとか左から音が出るとかスピーカーが消えるとか、
天井から音が聞こえるとか、音場がスピーカーの枠を超えるとか、
そんなのはどうでもいいんです。私が聞きたいのは音楽なので。
聴けば心が穏やかになり、音が体に浸透していき、
音楽と共に表現者の心が見えるというのが私のシステムです。
こういう風に音楽を感じることができることを
私は「音楽性が高い」と言っているのですが、
皆さんはいかがでしょうか。
というのを、KOKIAの「Where to go my love?」より
『夢の途中』を聞きながらお送りしています。
このアルバムの高域の掠れは、今の私のシステムだと
DACの高域特性によりかなり減衰して聞こえます。
ほとんど気になりません。
この低音のどっしりした安定感と自然さと安らぐ音は、
マルチビットじゃないと出ないと思うのですが・・・。
あんまり音の印象の説明になってない・・・
でも、このくらいが私の限界・・・。
オーディオ的要素で語ってもよさが伝わらないだろうし。
というか、要素を切り出したらそんなにレベル高くないと思うし。
ネットのサンプルですが、KOKIAさん聴いてみました。
このアルバムの高域の掠れは、今の私のシステムだと気になります(笑)。
制作者が想定しているシステムが違うのだろうと思いますが、これを心安らかに聴くのは確かに大変そうです。purepure さんが悩み、いろいろ書かれていることが実感出来ました。
AIT DAC の S/PDIF → I2S とかでどうにかなるレベルではないと思います。
#この声、生録したくなりますね。