冴えカノ10巻感想。いい評価はされないだろうなと思ったら案の定 #冴えない彼女の育てかた

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10巻はこの作品をどう捉えているかで評価が大きく変わると思います。

テンプレで気を引きつつ自分の言いたいことをポツポツ入れてくる点を
面白いと思っている私は、評価を下げるポイントは無かったです。
そういう部分を差し引いても普通に面白かったですよ?

10巻の感想はこちらから

冴えカノはいいこと一杯書いているのに、
そういう視点で評価されていないのが残念。
朱音さんほど凄いキャラクタって最近のラノベ界にいない気が
するのですが、あまり話題にならないのも。

しかし朱音さんに誰をキャスティングするんでしょう。
ハスキーな声って書いちゃったから喜久子さん使えないし。
玉川紗己子あたりだと個人的に嬉しいですけれど。

P.240 詩羽
『つまらないから粗に目が付く。望まない物語に拒絶反応が出る。
 けれど面白ければ、それは麻薬のように、人の心を侵していく……
 なくては、生きていけなくなる』

今だとリゼロ、丸戸さんの作品だとWhiteAlbum2はまさにそういう作品。

P.244 朱音
「あの二人は君とぶつかって化け物に成長した。
 間違いなく君が化学反応を起こさせた……
 それだけで私には、君を気にする意味がある」

教育関連に時間を使ってきた私には、朱音が気にする理由がよく分かります。
そこを今後書くとなると今の材料だけではかなり大変だと思いますが、
個人的にすごく読みたい部分です。
ま、私は私で答を書いちゃっているのですけど。

P.248 朱音
「過去の成功なんて知るか。未来の失敗なんか知るか。
 今日することを考えるので手一杯だ」

この言葉の意味を理解してこそこの作品の価値が分かるというものだと
思うのですが、きっと他の誰も書評でここを書く人はいないよね。

冴えカノは、丸戸作品を遊んでから読みましょう

ギャルゲ黄金期の空気を知っている私は、10巻は面白かったんですけどね。
丸戸さんは自分の作品からのセルフパロが大半だったのですが、
今回は、ONE、kanon、Airの3部作が出てきて懐かしさを感じてしまって。
私と同世代の人には刺さりまくるでしょうが、他の方には難しいですよね。

ONEを入れてくるあたりが本当に丸戸さんらしいというか。
他の方だったらKanon止まりですよ。
moonは私もシナリオを知らないので入っていたらお手上げです。

今巻は、丸戸さんの手持ちの牌を全て使っています。
原作、恋するメトロノーム、アニメシナリオ、
そして、倫也が書く原作の作中シナリオの各ヒロインパート。
全部追っかけている私は面白かったですが、
そうじゃないと混乱する方も多いでしょう。

複数のシナリオに伏線を張って深みを出す手法は丸戸さんの得意戦術なのですが、
これを単なるコピペとか、一本じゃないから分り辛いと言われると何も言えません。

とりあえずパルフェはやっておきましょう。ついでにWhiteAlbum2も。
パルフェだけでも、伏線を貼るとはどういうことかわかると思います。

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推敲しないで公開したら酷いなー(7/24更新)

Airのパロどこだっけ、とか、
もっといいところ一杯紹介したかったのに、とか、
恋メト最新刊(6)とのリンクの部分を書いていないよ、とか、
細かいミスがいろいろあるなーと。
紅音朱音が最大のミスでしょうか。

あまりダラダラ書いてもダメなのが難しい。
Airのパロが気のせいだったら最悪じゃないですか。
自信満々に3部作とか書いちゃいましたよ。

こういう方の感想のことをいい感想って言うのでしょう(7/26追加)

大きな差を感じてしまいます。

P.41に恵の冷たい視線の挿絵がありますので
お好きな方は一度見てみてください。
某雪菜さんといい勝負してますよ?

さすがに発売一週間経っていないこのタイミングで
挿絵を貼り付けるのはダメですよね。

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