よく行くスーパーで作られているおはぎを一通り食べ比べしました。
食べ比べたスーパーはこちら
・オーケー、オリンピック、あおば、生協、イトーヨーカドー、いなげや
・イオンやダイエー、ビックヨーサン系列(十勝フーズ)
十勝フーズはスーパーで作られているものではないのですが、
サザエのおはぎでお馴染み?の(北海道の人は大体知ってます)
サザエ食品監修で出来が飛び抜けているので入れています。
スーパーで作っているおはぎの粒あんは粒あんの味がします。
関東圏の和菓子屋の粒あんは、私が食べたことのあるお店は全て
こしあんの味と舌触りがする味の抜けた粒あんでした。
記事の目次
個人的なランキング上位だけ
個人的なお薦めはイトーヨーカドー、オーケー、十勝フーズの3つです。
この3つだけ紹介します。
イトーヨーカドー
「釜煮粒あん 昔づくりおはぎ」
価格が税込み1つ100円の時と127円の時があって謎です。
甘さが控えめで小豆の味、香りがスーパーの中では一番だと思いました。
価格がその分少しお高いため、十勝フーズのおはぎが買えるなら
そちらを購入したほうがいいかも。
添加物を一切使っていないのも特長のひとつです。
ただ、弱点が1つありまして、もち米の粒が立ちすぎて固いです。
どうやらわざとこの固さに調整しているようなのですが、
水と炊き時間を少し調整してしっとりさせてほしいです。
オーケー
2つ入り税抜き159円。
3つ入り税抜き223円。
価格が安いのが最大の売りですが、大きさは小さめです。
他のお店は粒あんの一種類しか売っていないのですが、
ここはごま、きな粉、粒あんの3種類があります。
買うならごま推奨です。
きな粉と粒あんを買うなら私は豆大福の方を買ってしまいます。
オーケーの製品で小豆の味が一番しっかりしているのは豆大福の粒あんです。
粒あんは普通に粒あんしていますが、味は少し薄め。
口に入れた瞬間に感じる小豆の味が弱いのですが、
食べていると味が出てきますし舌触りもよいので悪くないです。
ただ、あっという間に味が無くなってしまうので、
粒あんではあるのですがやはり価格なりと言ったところ。
品質が一番わかりやすいきな粉は、まっとうなきな粉を扱う
和菓子屋のきな粉とは天と地ほどの差がありますが、
そんな和菓子屋がいくつあるかあるか不明ですし、
これはこれで美味しく頂いています。
十勝フーズと比べてはいけません。
十勝フーズ
2個入り税込み267円。
北海道のサザエ食品監修のおはぎで、
味も大きさも出来もかなり頑張っていると思います。
おはぎ1つの大きさがかなり大きいのが特長。
その分価格が割高になっているため、
売り方として少し損をしている気がします。
グラム単価ではスーパーのおはぎより安いくらいなのに。
粒あん2つか、きな粉と粒あんの2種類が入っている製品があります。
ここのおはぎを食べて、私が北海道にいた時、
サザエのおはぎの粒あんが許容できる最低ラインだったなーと、
ふとそんなことを思い出しました。
味はどう?
食べ比べを始めた矢先にパッケージが変わってきな粉の味が
大きく落ちてしまって味の評価をどうしようかと困っているのですが、
粒あんの方はそれほど味が変わっていないと思います。
口に入れた時の味の強さが他と比較になりません。
和菓子屋の粒あんのお菓子と並べて食べ比べることを強くお薦めします。
小豆の風味も香りも舌触りも大変よく、
最後まで味が薄くなることはありません。
もち米の方もしっとりとして大変美味しいです。
他と比べると少しだけ甘めなので、たくさん食べるのは大変かも。
大きさも出来もしっかりしていて今の価格設定でも十分安いのですが、
見た目の価格が高いと手を伸ばしにくい気がします。
きな粉のおはぎが美味しかったのですが
今回の食べ比べを始めた時、一番最初に食べた十勝フーズのきな粉のおはぎが
素晴らしく、質の高いお菓子を作る和菓子屋のきな粉と同レベルのものでした。
こんなに香り高く美味しいおはぎが市販で買えるのかと思ったくらいです。
ただ、今売られているものはどれも平凡でコメントしにくいです。
平凡って言っても十分美味しいんですけど、
美味しかった時と比べるとどうしてもこういう感想になってしまいます。
体の負担が少ないのはイトーヨーカドーです
残留農薬や添加物に反応する私が食べた場合、
体の負担が少ない順番は以下のとおりです。
イトーヨーカドー>オーケー>十勝フーズ>>それ以外、となります。
イトーヨーカドーは原材料をちゃんと書いていないのが気になりますが、
ほとんど具合が悪くならないので変なものは使っていないと思います。
関東の和菓子屋の粒あんは間違っていると思います
元々、私はこしあんが好きではないのですが、和菓子屋の粒あんを
食べるとどうしてこしあんの味、風味、舌触りがするのか、
ずっと意味が分かりませんでした。
こしあんはもう本当に全然美味しくなくて。
関東だと粒あんに比べて味も風味も舌触りも落ちるこしあんばかり
見かけるのも不思議で不思議で仕方ありませんでした。
私にとってはこしあんが美味しかった時期が一度もないくらい
どうしようもない差を感じるのですが、
少し気になったサイトを見つけました。
和菓子の主原料、「あずき」の品種と餡について
昔、私の父方の祖母が和菓子を作っていたのですが、
餡作りを手伝ったことのある父親が言うには、
「粒あんもこしあんも味は同じだった」と言う訳ですよ。
ということは、上のサイトの指摘しているように、
今は使う小豆を変えているのかと、
こしあんは品質の落ちる小豆を使っているから美味しくないのかと、
それが真実なのではないかという気がしています。
味以外の面でそう思う理由が1つあります。
中間マージンが無いスーパーで作ったおはぎですら
1つ100円超えるってどういうことでしょう?
「原価が高い質のいい小豆を使わないとおはぎは作れない」
もうそれしか理由がありません。
仕上がりに違いはありますが、上で紹介したスーパーの
おはぎはどれも粒あんの味がしています。
真面目に粒あんを作っている和菓子屋ってないのでしょうか。
ふらっと行って買えるようなお店ではもう無理なのかな。
観光客向けに1つ300円を超えるどら焼きを作るくらいなら
(北海道物産展で見かけました)
真面目に作ったおはぎや豆大福を今の1.5倍くらいの価格で
作ってほしいのですが、売るのが難しいのでしょう。
私が一番信頼している北海道の北見の和菓子屋ですら
味を落とす選択をしてしまいましたし、寂しい時代になりました。
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