RO水で料理が美味しくなるというのはただの宣伝文句だと思っていたのですが、そんなレベルを遥かに通り越して美味しくなりました。というか、こんなに変わるのにRO水スゲエと言う人を見たことがほとんどなかったのは、私の情報収集不足が問題だったのかな。
ということで、RO水を2ヶ月ほど使った印象を
ざっくりと書いてみたいと思います。
注)
私の感覚は無駄に過敏なので、話半分で聞いてください。
注)
今の私は小麦アレルギー持ちで、
残留農薬(ネオニコチノイド系)がダメなので国産野菜が全滅で、
国産のミネラルウォーターも飲めません。
化学物質過敏症も併発しているので添加物もダメなものが多いです。
記事の目次
そもそも、RO水って?
スーパーで専用のボトルを購入して汲む水がRO水です。
何処のスーパーでもフィルタの仕組みはほぼ同じですが、
水が無料だったり有料だったり会員登録が必要だったり、
少しずつ仕組みが異なっています。
できれば水質検査の結果が貼ってあるお店で、
かつ、そこの地域の水道水のpH値に近いお店を利用しましょう。
pH値の測定はリトマス試験紙やBTB溶液で簡単にできますし、
各都市の水道局が水質検査の結果をWebで公開していますので、
そちらを参考にしてもいいかも。
井戸水を使っているとpHが酸性になっていたり、
水の品質が安定しないので微妙かなと。
(実際に試してどうにも身体が受け付けないので止めました)
RO水は飲んでも美味しくないですが、身体への負担が少ないです
台所の水道水も浄水もミネラルウォーターもアレルギー反応でダメになり、
昔から水を飲むのが辛かった私が、RO水に替えた途端に8リットルも
平然と飲めるようになったのは驚きでした。
溶けているものが少ないので味はそんなに美味しくないのですが、
冷やせば割と美味しく飲むことができます。
注)
量を飲む場合は腎臓と心臓と摂取塩分量に気をつけましょう。
何事もやり過ぎはよくありません。
(塩分を多く摂らないと水毒症になります)
具体的に体の負担が少ないってどういうこと?
私の感覚で申し訳ないのですが以下にざっと書きます。
・他の水に比べて楽に飲むことができる。
・そのため、一日あたりの摂取量を楽に増やすことが出来る。
・水を短時間で大量に飲んだ時、今までだと腎臓の周辺が
むくむ傾向があったのですが、それがほとんどありません。
・水を多めに飲んだ時、胃のもたれる感じが少ないです。
・今までと同じ水分摂取量でも尿の量が増えました。
「楽に飲むことができる」というのが全てを物語っていると思います。
手の届くところに置いておくと、いつの間にか無くなっているほど
自然に取り込めるとでも言いますか。
RO水は料理全般に使いましょう
しゃぶしゃぶが終わった後の煮汁が毎度毎度唸ってしまうほど美味しくて、
タレや塩を入れずにそのまま飲み干せるほどのダシが出ます。
RO水は無農薬の野菜やお米を組み合わせると本領を発揮しますので、
一度試してみるといいと思います。
以下に、私が特にお薦めするものを並べてみます。
ご飯を炊く水に
炊いたご飯が甘くなります。
今の炊飯器は使い始めてもう10年弱近いのですが、
美味しく炊けたランキングTOP10を作ったとすると、
その全てにここ2ヶ月間で炊いたご飯がランクインします。
そのくらいの違いがあります。
ちなみに無農薬のお米をRO水で炊くと、食後2時間くらい
口の中がお米の爽やかな風味と甘味の香りで満たされます。
こんなことは前代未聞でした。
ポトフ
私の最大の強敵がポトフでした。
なにせ毎度毎度ダシが足りなくて物足りなくて。
で、ポトフを作る度にダシが足りないって私が言うものだから、
ほんだしを追加で加えたりお肉を増量したり鶏肉を焼いてから入れたり、
野菜を増量したり、それはもういろいろ試行錯誤した結果、鍋に隙間なく
具材を詰め込むくらい入れてどうにか食べられる感じになっていました。
で、つい先日ポトフが出てきたのですが。
私は市販の野菜を食べられないので全部無農薬野菜で、
無農薬野菜は数が少ないので今回はキャベツなしで。
ということでいつもより具材が1/3くらいしかなかったのですが、
それなのに、今までよりもずっと美味しくなっていました。
RO水で取るダシは濃く出るというものではなく、
静かに深く出て、なおかつ長く尾を引きます。
最初は味が薄いと感じても、食べていると味に深みがどんどん出てきて
美味しくなっていくという表現が一番しっくりきます。
塩分の量が少なくてもダシが強いので最初から最後まで味に不足感がなく、
食べれば食べるほど旨味が感じられるようになります。
こんな料理、正直他のところで食べたことはありません。
RO水を使うだけでこんなに変わるとは思っていませんでした。
お味噌汁
具材から出るダシの量が凄いので、
味噌とダシの量を減らした方が美味しく頂けます。
(うちは基本、ほんだし頼りです)
ダシを使い過ぎると渋くなりますし、
控えめにしても美味しく頂けるのがRO水のいいところです。
しゃぶしゃぶ
先に書きましたが、食べ終わった煮汁を
そのまま飲み干せるほど美味しいダシが出ます。
無農薬の野菜のよさを引き出せます
無農薬野菜は、それ単体で食べた時はそれほど美味しくありません。
量産体制が確立している市販の野菜の方が、
絶対的な味は優勢のものが多いようです。
特に水分の含有量が味に反映されるものはその傾向が強いようです。
ただ、私が試した中だとピーマンやさやえんどうは
無農薬の方が比較にならないほど美味しかったです。
ここまでは野菜単体で食べた場合で、
ここからが料理に使う場合です。
無農薬野菜のいいところはRO水を使うと発揮されます。
ダシの繊細さと深さ、雑味の少なさと香りのよさ、
食べ終わってからの後味のよさが際立ちます。
最近、母親が無農薬の野菜を両親が食べるものにも使ってくれるので
私も食べられるようになってきたのですが(それまでは自炊してました)
これがもう毎度毎度唸ってしまうほど美味しくて。
以前にも何度かうちの食卓は調味料をいいものにすることで
味に革命を起こしてきたのですが、
今回のRO水と無農薬野菜は過去最大級の効果がありました。
今までも外食はあまり美味しくなかったのに、
いよいよ外で食べる必然性が無くなっています。
過去に行った味の革命はこちらです