30年前に作られたTDA1541A搭載機をテスト中なのですが、
私の新DACと音楽の描き方がそっくりなのが驚きです。
いえ、前々から同じなのは分かっていたのですが、
DDCの品質が大幅に上がった今の環境でも同じというのが驚きで。
あの頃のデジタルフィルタは違和感が少なかった
1980年代のIC型デジタルフィルタはかなり素直な音なのですが、
内部処理は演算速度的に単純な計算しかできないはずです。
ですから、大多数が直線補間しかしていないと思われます。
最近のデジタルフィルタは音がおかしくなる一方なので、
直線補間しかしないデジタルフィルタを今のDACに合わせたら
私が気にしているシグマデルタの違和感が減ったりしないかなと、
ふとそんなことを思ったりしました。
このあたりを研究されている方がいらっしゃれば面白いのですが。
音楽の描き方は頑張ってるけどやっぱり物足りない
どうしても音の色が決定的に足りません。
谷山浩子のピアノの輝きやタッチの美しさが見えず、
気持ちの強さが響いてこないので物足りません。
音数の多い楽曲は割と聴けるのですが(あくまで私の感覚でですが)
音数の少ない弾き語りの曲が物足りなくて辛いです。
鳴らすのが難しいバロック時代の協奏曲の第二楽章が
そこそこ面白く聴けるのに弾き語りが辛いというのは、
割と珍しい状態だと思います。
新DAC、なんとかしないとなー。
1つ忘れてた
デジタルボリュームで50dBほど絞って聴いています。
ビット的には8bit落ちくらいでしょうか。
こんな絞り方をしているのにそこそこ面白いですよ?