DACをディスクリートで作成したのが今回の目玉のようです。
品番:SA-10
カラー:ゴールド
希望小売価格:600,000円 (税抜価格)
発売時期:2016年10月下旬
紹介記事はこちら
AV Watchさんは試聴レポートがあります。
phile-webさんはかなり細かく書かれています。
MarantzのReleasePDFはこちら
http://www.marantz.jp/jp/pdf/20160901_SA-10_Press_Release_web.pdf
ディスクリートDACって何ぞや
画像がないとさっぱりなので、
Phile-webさんの画像を1枚引用させて頂きます。
説明はReleasePDFから抜粋します。
そのまま抜粋すると分かりづらいので少し継ぎ接ぎしてます。
「Marantz Musical Mastering(MMM)」を搭載。
MMM はデジタルフィルター部の「MMM-Stream」と
DSD をアナログ変換する「MMM-Conversion」で構成されている。MMM-Stream は、独自のアルゴリズムによって PCM 信号を
1bit DSD データに変換し、後段の MMM-Conversion に送り出します。MMM-Conversion は MMM-Stream から入力される 1bit DSD 信号を
アナログ FIRフィルターによってダイレクトに D/A 変換します。
1bit DSD信号をアナログFIRフィルタで変換する機構は初めて見たような。
普通はデジタルフィルタ段でFIRフィルタを通して高域をカットして、
最終段のアナログLPFでさらにノイズを取るのが基本ですし。
FIRフィルタをアナログで組むとかかなり無茶ですよね。
LRで精密抵抗が各14本ずつ並んでいるのがそうなのでしょう。
DA変換前のDSD信号もサンプリング周波数がそれほど高くないので
綺麗な音声信号を取り出すのはかなり難しい気がするのですが、
このタイミングでわざわざ出すくらいですから相当自信がありそうです。
アナログフィルタを使っているので、今までMarantzになかった
力強さが出るようになるといいなと勝手に妄想します。
どのくらいコストが掛かっているの?
部品代だけ見るとRLCのパーツとDSP2基とCPLD2基。
CPLDはDSD化のプログラムを集積しているチップでしょう。
DSPやCPLDのようなICは規模によって価格が変わりますが、
同性能のものでいいなら時間が経てば安くなります。
CHORDみたいにチップの性能を売りにしていませんから、
高くても1基1000円くらいのものを使っているのでしょうか。
ES9018のDACチップが1つ5000円くらい、
PCM1792Aは少し安めで1つ1200円くらいということを考えると、
一度作ってしまえば意外と安いのかもしれません。
ってことは、やはり金属箔抵抗を24本使ったマルチビットDACは
そこそこコストが嵩むということなのですね。
1本1,000円くらいですし。
オーディオショウが楽しみです
一ヶ月後のIASJには音が聴けるでしょう。
B&Wの新型に合わせる目的で調整しているでしょうから、
多分音の色が相当しっかり出るのではないかとも推測(妄想)しています。
オーディオショウで聴いてきました
混み混みすぎて少ししか聴いていませんので感想もちょっとだけ。
今後、期待して聴いてみようと思っています。