自宅試聴期間が終了しました。
NASをスイッチング電源で稼働していた時はまあこんなもんかなと
思ってましたが、安定化電源の力は大きかった・・・。
買い換え、どうしよう。
100万クラスの機材を探しているならとりあえず聞いとけって思います。
ただし、他の機材と違って高域も低域も帯域バランスも弄っていないので、
素の力を見極められるシステムと耳が必要。
中低域が現代オーディオに比べて力強いので、
最近の薄い音が嫌いな人にお薦め。
これを聞いてよさが分からなかったなら、
システムが間違った方向に進んでいると言えると思います。
そのくらい素の力は高く、脚色は極めて少ない。
ES9018搭載機で日本に流通している製品の中では、
現時点でトップにいると思います。
AITのDACを改造したらどれだけ質が向上するのかは知りませんが、
SPDIFの音を聴く限り、DSP-03のレベルまで登ってこれるとは思えない。
SACDプレイヤーに匹敵する音楽性を持っているDACやネットワーク
プレイヤーは本当に数が少ないので、そういう意味でもDSP-03はいい。
脚色の少なさが他の人にどう映るかが私には分からないので、
そこだけかな、怖いところは。
現在売れているメジャーな機材はこのプレイヤーの良さを引き出せない
ので、販売数としてはそこそこ苦戦しそうだなと思っています。
ただ、オーロラサウンドのプリは結構数が出ているという話だったので、
DSP-03が売れないはずがない、とは思うんですけどね。
ネットワークプレイヤーに詳しい代理店で購入することをお薦めします。
ま、常設店ならハズレることもないでしょう。
個人経営のお店ならなおさらです。
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マルチビットDACのよさは唯一無二だと思う
クオリティではDSP-03にかなり差を広げられていますが、
マルチビットの良さが分かる人は早々捨てられないと思う。
音楽としての纏まりのよさ、優しく心に染み入る表現、
暖かく柔らかで自然な耳触り、
どれも現代オーディオが忘れてしまったものですが、
これの価値が分かる人は手放せないでしょう。
ま、DSP-03はそのあたりも結構なレベルで出てるので、
変えても失敗したと思う人はいないと思いますけど。
私が散々話題に出しているLavry DA924もクオリティでは
DSP-03に全く届かないです。それは間違いない。
でも、DA924のあの音は他では絶対に得られない。
私が人に勧めるとしたらDSP-03になりますが、
もし人から貰えるのならDA924が欲しいです。
そんな微妙な心境を理解してもらえると嬉しいのですが。