#2016-0820 全体的に整形し直し
こちらのコメントへの返信として書きます。
現時点での対応策ということでご了承ください。
結論から言うと、サ行が刺さらないDACに変えましょう。
記事の目次
イコライザについて
イコライザ(EQ)はDACやヘッドホンアンプには付いていませんが、
携帯プレイヤーのほぼ全てに標準で付いています。
ただ、これを使ってもサ行が刺さる問題を完全に回避するのは難しいでしょう。
現在のイコライザは周波数帯域がかなり緩いものしかないので
サ行のキツさだけを抑えるのは難しいです。
ソフトウエアのEQで細かく調整できるものを探すか、
1980年代に流行した20バンドぐらいあるイコライザを試してみるか。
8KHzあたりを下げると気にならなくなるそうですので、
とりあえず設定してみることをお薦めします。
困ってる人多いの?
>サ行に苦しんでいる人はネットを徘徊すればとても多いことがわかります。
それなりに検索しているのですが全然見つけられない・・・。
検索に使ったキーワードを教えて頂けませんか?
ディエッサについて
これは音源制作者が使うもので、
マルチ録音のボーカルパートに当てる代物です。(エフェクターです)
出来上がりの曲に当てたらおかしいことになります。
それは避けた方がいいと思います。
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2016年になってディエッサが標準搭載のプレイヤーが出てきました。
サ行が刺さる問題、かなり深刻なようです。
シグマデルタDACを使う限り改善は困難を極めますが、
今後どうなっていくのでしょう。
サ行が刺さらないものは探せばあります(但しほぼ据え置き型)
私が確認済みの機材は以下の5種類。
・HiFiMAN HM-602 Slim(携帯プレイヤー。ただし音はナマクラ)
・dCS scarlatti(DAC) (平たく言うと超高額機)
・スフォルツァート DSP-03
・Philips TDA1541,TDA1541A,TDA1543搭載機
・古いマルチビットDAC(現在主流のシグマデルタDACを使ってないもの)
基本的に刺さらないのはシグマデルタDAC搭載の高額プレイヤーか
マルチビットDAC搭載機です。
マルチビットDACは数が少ないので中古か自作をお薦めします。
私が使っているMarantz CDA-94(TDA1541A搭載機)でも
メンテ済みのものが6万円くらいで買えます。
TDA1543の個人製作のものなら8000円~20000円くらいで買えるでしょう。
とりあえずこのあたりのものを使ってみては如何でしょうか。
ハイファイ堂を監視してるとマルチビットDACはそこそこ出てます。
中古品をオークションで買うのはお薦めしません。
補足
私の所有しているDAC
私の所有しているDACは4台ありますが、
全部サ行が刺さらないものです。
1.Marantz CDA-94
2.Philips LHH1000
3.totaldac NOSDAC
4.TDA1543 NOSDAC
2と3は無駄に高いのでお薦めしませんけど。
スピーカーとヘッドホンは感度と帯域バランスが違うので
スピーカーで問題なくてもヘッドホンでは刺さる場合があります。
50万以下のシグマデルタDAC搭載のデジタル機はほぼ例外なく刺さります。
なお、スフォルツァートのDSP-05は大丈夫だと思います。
問題なかったDSP-03を同じDAC、同じ制御方法ですので。
誰かヘッドホン祭で聞いてきた人がいればいいのですが。
スピーカーやヘッドホンがそもそもハイ上がりの場合
私が紹介したDACは本当に刺さりにくい物ばかりなので、
それでも刺さる場合はスピーカーやヘッドホン自体を
変える必要があると思います。
高域の強調は最近のトレンドの一つなので、
騙されないようにしましょう。
ま、私の場合、DynaudioとER-4Sくらいしか薦められませんけど。
最近知ったのですが、EqulizerAPOならシステム全体でイコライザーをかけることができます。しかも、このイコライザーはものすごく細かく設定することもでき、特定の周波数だけ下げることもできます。
(設定が複雑すぎるのでGUIのツールがいくつかあります)
ただ、パソコンでしか使えないという欠点があります