現代ハイエンドでオケを聞いている人は次元が違うんだなと思った

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とあるお店の試聴室にてそれは起こりました。
先約の方と視聴時間が被って偶然立ち会うことになったのですが、
これが本当にいい経験になりました。

小~中音量で響きや音色を楽しんでいる私と
オケを聞いている方の聞き方が違うのは当然としても、
機材の選び方まで変わってくるとは分からなかったです。

あんまりこういう事を話してくれる方がいないので、
体験させてもらえると大変勉強になります。

端的に言うと、差はたったの2点

・音量が違う
・音場の広さが違う

この違いが重い。
音量なんか数値的には20dBくらいの差でしょうが、
この差がとてつもなく大きい。

音量で20dB違うという事は、私が1wで聞いている場合、
オケの人は100wの出力で聞いていることになります。
そりゃ大電流で安定する機材が必要なのも分かりますし、
スピーカーもフロア型を選ぶのが自然ですよ。
フェーダーやデジアンが選択肢に入らないのもよく分かります。

フェーダーは出力として1wを取るのがやっとで、
それ以上入れると分かりやすく歪みます。
レコードの歪みを許容できる人には僅かな歪みですが、
爆音でオケを聞く人には致命傷になります。
音が大きければ大きいほど歪みは気になりますから。

パワーアンプのゲインだけじゃ足りない。
その発想はなかったわ・・・。
低ゲインのプリが流行らない理由も分かった気がします。

音量が大きいだけに、音場の広さもかなり大きくなります。
フロア型スピーカーで易々と部屋中に広がります。
これが現代ハイエンドのスタンダードか。
インターナショナルオーディオショウでも聞けないよ。

それでいて各パートに高い解像度を求めます。
となると、マルチマイク録音しかない訳ですよ。
ワンポイント録音じゃ音量も取れないし解像度も取れない。
「なにこの眠い音」の一言で取り合ってもらえない。

聞く音量が違うだけでここまで印象が変わるのか。
ボリュームを9割まで上げるとか、ナニソレですよ。
そんな事やろうと思った事も見た事もない。
現代ハイエンドとはそういう世界なのか・・・。

繊細さを追求されてるハイエンドの方の音も聞いてみたいものです。

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