今回の視聴記をざっと書いていきますか vol.1 #DSP-03

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試聴システム
・DAC 新DAC
・NWP スフォルツァート DSP-03
・SACDP Luxman D-05
・AMP Soulnote ma1.0
・SP Dynaudio Crafft
・SP B&W 805Diamond

スフォルツァートの称賛ばかりが並びますが、
ここのお店の環境による基本点への加点も
相当影響しているので、話半分で聞いてください。
ウォームアップ30分での音の変化とか、
一晩のウォームアップでの音の変化とか、
普通のお店では聞けない微細音の反応とか、
本当に地力が高かった。

DSP-03は低重心で音が極めて安定していて、
音量が上がっても定位が微動だにしないのが印象的。
低域の解像度のよさは目覚ましいものがありました。
音像の大きさとか比較するだけ酷ですよ、差ありすぎ。
D-05を軽々と越えていたので、多分D-08も越えると思います。

DSP-03は音への脚色が少ないという点も評価したいです。
オーディオメーカーのような脚色がほとんどありませんし、
ES9018特有と思っていた寒色で冷たい質感というのもない。

普通のお店では感じられないような細かい音までを
しっかり出した上で、全帯域一杯に音が出る。
それでいてボリュームを上げても五月蠅くならない。
ハイエンドクラスの機材のように音が纏まる。
それもいい意味で。悪い意味で音を纏める機材は
多数ありますが、そういう印象はありません。

音の焦点と滲みが小さいので結果的に帯域バランスが
少しだけ低域寄りに聞こえますが、
下を持ち上げてもいないし上を下げている印象もないです。
ほとんどフラットか少しハイ上がりの私の新DACと
比較しても大差ありませんでした。

私の新DACは総合点でMarantz NA-11S1や
Luxman DA-06と比べて負ける気はしませんが、
基本点をDSP-03と比べてしまうと多分1/3くらいになる。
DSP-03安すぎるでしょ・・・。

新DACは音の美しさ、声の響き、飽和点が低いという
副作用を持った音の広がりで勝負するという感じ。
なんかDAC7を聞いているような錯覚がありました。
音滲むし分離弱いし奥行きでにくいし、
オーディオ的に比べるだけ本当に酷。
というかDSP-03があまりに凄い。

ま、でも半年も聞いていると愛着が出てしまって
すぐ交換という訳にもいきませんけど。
Lavry DA924をどうするかという問題もあるし・・・。
私は音色をどうしても捨てられないので、
しばらくあーだーこーだ悩むことになりそうです。

LINN KLIMAN/DSがDSP-03の上ってのは想像もできない。
私が聞いてきたお店では、そこまでの地力の高さを
見せてくれたところってひとつもなかったし・・・。
LINN CD12には全然届かないのねという印象だけです、
私がKLIMAN/DSに抱いている印象というのは。

DSP-03は現代オーディオの尺度を使っている人には
大変いい製品だと思います。
一度聞いてみることをお薦めします。
他の製品がいる次元と別次元にいると思うくらい違う。

音楽性をきちんと兼ね揃えているのもいいですね。
ネットワークプレイヤーは音楽性が少ないものが多いですし。

少し冷静で客観的に鳴る傾向がありますが、
これをマイナスとして見るには、
相当質の高い機材を並べる必要があると思います。

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