Luxman D-08uはかなりよいと思います #視聴レビュー

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main_luxman_D-08u

製品紹介はこちら。

今回のシステム構成は以下に。

・SACDP Luxman D-08
・SACDP Luxman D-08u
・SACDP Esoteric K-01
・Pre Aurorasound PREDA
・Pow Luxmax M-900u
・SP Monitor Audio Platinum PL300

モニタオーディオのスピーカーが曲者でして・・・。
低域薄め中域薄め高域強め、中域に位相の違和感ありと、
とても細かい判断ができる状態ではなかった。
仕方ないので1時間ひたすら聞いて耳を慣らして
ざっと判定できるところまで持っていきましたけど、
大雑把な判断しかできていないのでその点はご了承を。

D-08uが思ったより良かったので、
これからあちこちでしつこく試聴してみようかと思ってます。

プリにLuxmanを使うと上流の違いがわからなくなるので、
最近のプリでは信用度の高いPREDAを採用。
私は100万円クラスではPREDAの一人勝ちだと思っていますが。

じゃあざっと音の傾向を。
・帯域バランス:判定できず。
・音色感:中庸。暖かくもなく冷たくもなく。
・サ行が刺さる感覚:そこそこ抑えられている様子。
・シグマデルタの違和感:ほとんど分かりませんでした。

旧D-08の音の傾向としては、音色感を重視したため音が少し団子に
なりやすく、解像度などは他のプレイヤーに一歩劣るものの、
音楽性で大きく上回り、総合点で優勢という印象を持っています。
帯域バランスは高音を少し弱め、低音を少し強め、中域はしっかり。
音の伸びは少し抑え気味で高音を柔らかく優しく脚色しています。

で、これが新型D-08uになるとどう変わるか。

狙っている音の方向性は変わってない。
解像度は少し上がってますが他のメーカーより少し抑え気味で、
音楽性を重視という感じ。DACチップが同じなので基本的な音色や
音の傾向にはそんなに差がありません。

そこを敢えてオーディオ的指標で見れば差はあるのですが、
D-08uで評価すべきはそんなところじゃないので私はスルー。
解像度とか情報量とか音場の広さとか定位感くらいでしか
差を見極めできないのなら、このプレイヤーを買う資格はないと思う。

私が差を感じたのはデジタル部分。
アップサンプリング処理が非常に効果的に、
かつ副作用が小さく抑えられて見事な出来です。
これを聞くとK-01のアップサンプリングは子供騙しです。
スカスカ。全然比較にならない。

D-08や他の一般的なプレイヤーで音に引っ掛かりを感じる部分とか、
音の余韻が伸びきらないところなどが全部綺麗に美しく表現されてました。
音色を一様に染めるアップサンプリングは多いんですけれど、
音色を弄らずに音の印象を大きく変えるアップサンプリングは初めて。

この「綺麗になる音」が合う人にはお薦めだと思います。
この感覚は300万クラスでも味わえません。お買い得です。

他に、D-08uは帯域の凹みなどが極めて少なく
安定していて密度の高い音が出ていましたし、
音の調和がよく表現されていたと思いました。

音の機微も非常によく見えます。今までとは大違い。
D-08までは機微を消す方向で調音していましたが、
これが見えるようになっていたのは大きい。
機微が見えるようになるとTADや外来機種に負けなくなる。

ちなみに、K-01は見事に左右の音がバラバラでした・・・。
だから私はモノラル駆動が好きじゃないんです・・・。
ま、D-08uもDACはモノ駆動してますけど。

私なら、D-08uに国産プレイヤーの中で最高評価を付けます。
音楽が聞ける、まともな音の出る、数少ないプレイヤーだと思います。
スフォルツァートDSP-03と真っ向勝負をさせたい。

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上の評価は、慣れないスピーカーで初めて聞いた評価なので

これで確定、ではないですよ?
これから何度も何度も聞いて修正を掛けていきます。
違和感はほぼ無かったので、評価が大きく落ちることは
ないと思いますが。

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ちなみにワンポイント録音はダメダメでした

スピーカーの位相が狂っているから綺麗に出なくても仕方がない。
プレイヤーの責任ではないと思うので、別のスピーカーで試したいです。

こういうのを聞いちゃうと、ワンポイント録音は不遇だなと思ってしまいます。
正しいが故に、世の中の大半を占めている間違ったオーディオシステムでは
鳴らない。これを不遇と言わずして何と言わんや。

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一晩経過して

やっぱりいいプレイヤーだと思います。
2時間で5曲くらいしか聞けなかったのですが、
それって5曲で2時間聞けるくらい楽しかったってことだし。

音の密度が高く、調和の取れている音というのは
最近本当に少ないので魅力的でした。
シグマデルタのDACを使っているとは思えないくらい。
ラックスは色合いが白くなる傾向が最近強かったけど、
これは白くならないし、高域を誤魔化さない感じもよかった。

音がなんでも綺麗になるところは、要調査かなと思ってますけど。
今までのプレーヤーと鳴り方が根本的に違うので、
受け入れていいのかどうかは慎重に検討したい。

ソフトドームを採用しているスピーカーで聞きたかった。
横にあったけど部屋が違うから聞かせてもらえないんだよな・・・。
新製品が気軽に聞けるというのは大手の大きなメリットなのですが、
機材がすぐ変わるので聞き比べが難しいというのは何とも。

一定以上のクオリティがないと比較試聴にもならないから
音が安定しているお店を得意先にしたいのだけど、
そうすると試聴できる機材が一気に減ってしまうし・・・。
うーん、どうしたもんでしょう。

やっぱり探す時は今まで通り手広く歩き回って、
いいものが見つかったら個別に相談するしかないか・・・。
得意先を固定できないけど、もうこればかりは仕方がない。

得意先を作ろうとしたけど店員さんが変わってしまった、
なんてことも2度や3度とあって難しいです・・・。

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