私がES9018のDACチップに興味を失った出来事について

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私の視点が正しいかどうかは分からないのですが、
スペック至上主義の考え方に一石を投じる意味で書いておきます。

私はAKURATE/DSを聴いてES9018に対して興味を失ったのですが、
そのAKURATE/DSについて少しだけ触れた記事がこちら。
http://purepure.wp.xdomain.jp/archives/1160

少し引用します。

オーディオとしてのクオリティは全然低いですが、
明らかにこちらが音としてまとも。音楽としてもまとも。
比較にならない。

少し前のデジタルプレイヤーは音がおかしい製品が本当に多かったので、
こういう視点の評価がもっと出てくるかなと思っていたのですが、
なかなかこういう意見を見ることが無くて。

記事を書いた頃はES9018の登場で業界が騒いでいた時期でしたが、
AKURATE/DSに出会って以降、私はES9018搭載機の視聴を止めました。
そのくらいDACのチップには決定的な出音の差があるのですが、
どうしても分かってもらえなくて。

引用した部分は、ES9018のような高性能DAC搭載機と比較して言っています。
あの頃はあまりにもまともな音の出ないDACばかりで
本気でウンザリしていた時期だったため、驚いたんですよ。

別の機材の視聴の際にたまたまAKURATE/DSが横にあったので聞いてみて、
最初はこれ随分クオリティ低いなという印象だったのですが
よくよく聞いてみると音が極々普通で正しい表現をしていて。
音源の差もよく出るし、この時視聴目的だったDACはさっさと判断を
終わらせて、残りの時間はAKURATE/DSを使って音楽を聞いていました。

LINNのCD12を発掘した時も、本来の目的だったESSチップを搭載した
300万ほどのセパレートプレイヤーそっちのけで聞いていましたし、
ES9018というチップはLINNのプレイヤーのよさを私が認識する大きな
きっかけになりました。

LINNのプレイヤーは、LINNのシステムで聞くと音質を全く判断でき
ないのがややこしくて難しいです。
新型のKatalyst DACはしっかりしたところで聞いてみたいです。

私が高く評価する機材の特徴

私が高く評価している機材は、私が優秀録音だと思った
音源のよさがしっかり出るという傾向があります。
この判断ルールをもっと正確に言いますと、
私が優秀録音だと思った音源の良さをちゃんと引き出してくれる
機材を「いい製品」だと身勝手に仮定しているだけです。

そして厚かましくも、そういう特性の機材を「正しい表現」を
しているとこれまた身勝手に仮定しています。
客観的なデータや説得力などは何一つありません。

そんな主観100%で独断と偏見しかないやり方を20数年続けているのに、
一向に例外が出てこないのは何故なんでしょう?
そんな感じなので、私が自分のために機材を評価する時はこのやり方で
十分だと考えています。

逆に、機材の良し悪しを判別する確固たる判別法を、
これ以外の方法で確立できている方がいらっしゃるのでしょうか?

音楽には関係のないオーディオ的指標がずらずらと並ぶ記事は山ほど
見かけますが、それが正しくないのは昭和日本のオーディオ業界が
証明していると思うのですが。

この記事は別記事の抜粋になります

副題にしておくのは勿体なかったのでこのような形にしてみました。
元記事はこちらをご覧ください。

DACチップで拘るべきはスペックではないと思う
Wolfson WM8741 少し前のオーディオと音楽性の記事を書くきっかけとなった Innocent Keyさんの記事にDAC...
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