東京インターナショナルオーディオショウ2017雑感(10/05更新)

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イベントの感想のメイン記事になります。
体調が悪いのでこれで一度掲載してしまいます。
後日適宜修正予定。

食あたりの身体で無理をして聞きに行って、
体調不良で緊急帰宅したのでもう少し聴きたかったです。
時間一杯まで聴きたいと思ったイベントが過去にいくつあったかと
考えると、今年のイベントはとてもよかったと私は思っています。

大人の対応をする限り日本のオーディオ業界は浮上できないので、
他のサイトと比べるとかなり容赦なく書いています。
マイナスの意見を読みたくない方はここで退散をお願いします。

音の趣向が私と合わない方は、私が推奨する機材を避けるといいと
思います。ご自分の好みに合わせてうまく利用して頂ければ幸いです。

#2017-1005 とりあえず形にしました。

音がよかったブース

個人的に強く推したいと思ったブースはこちら。
個人サイトなので琴線に触れた度合いに比例して記述量が増えます。

アーク・ジョイア(CD)

エストニアのスピーカー

エストニアのスピーカーの時に音場が斜めに曲がっている印象が
あったのですが、スピーカー本体に捻りが入っているからでしょうか?
デジタル演算をしている機材を使っても似たような音になるのですが。

スピーカーのコーンに大きな段差があると音場が歪みますし、
スピーカーの箱の角を取ると音場が出やすくなりますから、
スピーカー本体の形が影響していたのかもしれません。

Voxativのフルレンジ

狭い部屋だったのとバッフル面が少し広めだったこともあって、
音場が綺麗に出なくて高域もフルレンジが故に刺さる感じが。

フルレンジの音の軽さを感じる前に
クオリティが上がってこないところばかり気になりました。
私がよいと推奨する機材に割とよくある状態です。

Bespoke Audioのパッシブプリ

今年のNo.1はこの構成です。圧倒的でした。

システム構成

スピーカー:フランコ・セルブリン Ktema(クテマ)
プリアンプ:Bespoke Audio
パワーアンプ:後日追記
プレイヤー:ブルメスター

2年連続で素晴らしい音でした。
この音は私が正しいと思っている音で、
私のシステムの音と同じ方向性のものです。
この方向性の機材を上から下まで揃えないと出ない音でもあります。

私はブルメスターの音を単独で評価したことがないのですが、
ちゃんとした音が出るブランドなのでしょう。

他のシステムに比べて音が圧倒的に軽くしなやかで、
細かい変化が容易に聞き取れるのが大きく違うところ。
余韻が素晴らしいのは当然として、繭のように綺麗に描かれる音場、
そこに実体感と艶もしっかりと乗る文句のつけようがない音でした。

今までだったらこの音を最後まで延々と聴くのですが、
私はこの時LINNの音を解析したかったので長く聞けませんでした。

ま、いずれBespoke Audioのパッシブプリは手に入れます。
今まで散々視聴に出歩いていますが、ここまで性能が突出している
製品は他に無かったというくらい飛び抜けて出音が優秀です。

何故これが評価されない・・・。

LINN(リン)

今回は部屋が2つあって、どちらも鳥肌が立つ音が出ていました。
その後もう一度立ち寄るとそこまで凄い音じゃなくて、
判断するのって難しいなーと思うばかりです。

ピュアオーディオ部屋

比較的狭い空間で録られた女性ボーカルで、
音場が綺麗に広がって繭の形を作っていて驚きました。
今までのイベントでこれを実現できていたところは
記憶になかったのですが、まさかLINNがやってくるとは
思っていなくて。
(上のアーク・ジョイアはLINNの後に行きました)

ただ、今のLINNはデジタル補正された音なので
空間表現や高域の表現はかなり良いのですが、
実体感や密度感、低域の力強さなどはかなり後退します。

また、スピーカーを並行にしてかなり距離を離して設置する
方法を推奨しているようなので、中抜けもしやすいです。
音場を広げて空間を出すことを最優先にしているのかな?

その後もう一度行ってみると液晶テレビが置いてあって
サラウンド再生していましたが、人が多かったのとリスニング
ポジションで聞けなかったことも相まって評価不能でした。

AVサラウンド部屋

海外の男性アーティストのライブ音源を映像付きで再生して
いたのですが、これも身体に染み入るいい音で鳴っていました。
時間を置いてもう一度行ってみるとテレビがなくなっていた
のですが、中抜けが酷すぎてうーん・・・という感じ。

補正にはやはり限度がありますね。
音源に合わせたセッティングが必要だと思います。

エレクトリ(Magico)

技術の粋を集めて作られた音楽性の塊のようなMagicoを
要するエレクトリ。

今年は音が軽々と鳴っていて驚きました。
上流の構成を聴きたかったのですが、
スタッフがいなくて聞けず仕舞い。

昨年と何が違ったんでしょう。
スピーカーの鳴らし込みの差であれば、Dynaudioと同様に
自分で使う分には音の重さを気にしなくてもよさそうです。

気になったブース

音がよかったブースをこちらにまとめてます。
コメントは少なめになります。

ヨシノトレーディング(オープンリール)

アナログ回帰するならここの音を参考にすべきと私は思っています。
ストレートで飾らない、荒削りだけど魅力が満載の音で、
デジタル時代に入って失ったものを存分に感じられるブースです。

直方体のスピーカーを2段重ねしていた時と
いつものAstera(アステラ)の時とで空間表現が大きく異なったため、
やはりスピーカーの箱の形というのは大事なのかもしれません。

図太いアナログの音を楽しむのであれば普通のスピーカーでも
いいと思いますが、そういう音源で空間も同時に出すとなると、
Asteraのような空間描写に長けるスピーカーを使わないと大変かも。

ステラ&ゼファン(レコード)

良かったですが、そこまで良いとは感じなかったかも。
公演をゆっくり聴く時間が取れなくて残念でした。

マランツ

B&W D3シリーズを楽しく聞ける数少ないブースの1つ目。

昨年同様、やっぱりここはちゃんと鳴っています。
ただ、ショップでのマランツ主催の視聴イベントでは逃げ出したく
なりましたので、それが何故なのか考えてみるといいと思います。

タイムロード(CHORD)

B&W D3シリーズを楽しく聞ける数少ないブースの2つ目。

測定値が悪かったり多タップのアップサンプリングということで
否定的な意見が目立つCHORDですが、発売前からDAVEは
安定していい音楽を聴かせてくれています。

B&WのD3シリーズは柔らかい表現もできるのですが、
それには柔らかい表現ができる機材を持ってくる必要があります。
聴いていると音が折り重なる様が見えるようで、
そこにCHORDの技術力と音楽表現の高さを感じました。

AXISS

今年は実体感と艶がしっかりしていてよかった印象です。
ただ、lumenwhiteの新型スピーカーは音が固く、
あの広い部屋に対してスピーカー間距離を全然取らなかったためか
音が広がらず、音自体にもあまり魅力がありませんでした。

DACは昨年と同じMSBのReference DAC。
アンプがFMだから今年はいい音なのか?とも思ったのですが、
昨年もFMだったような・・・。

太陽インターナショナル

dCSを取り扱うブランドです。

オープンリールで音を出していて驚きでした。
dCSを売りたいだろうから絶対そういうことは
してこないだろうと思っていたくらいでしたから。

音は実体感のある質のいいアナログとデジタルの人工美を
組み合わせた感じで、細かい粒子が見えるような空間表現と
音がたゆたうような感じがありました。
空間描写がいいと捉えるか、地に足がついていない感じと
捉えるか、それは各個人の判断によると思います。

ここの音は以前「陽炎のような音」という風に書いたのですが、
これってdCS特有の音だと思っていましたけど、実はそうでは
ないみたい。

その他のブース

エイ・アンド・エム(レコード)

今年はあまりよくなかった印象です。

昨年と大きく違ったのはスピーカーでしたので、
如何に昨年のMagicoのスピーカーの音楽性が凄かったのか
ということがよく分かったという印象です。

DENON

昨年の閑古鳥から一転して今年は大人気でした。
音も昨年の酷さに比べると大幅躍進。
ただ、やっぱりDENON特有の音なんですよね。

アナログ的な音を目指すなら、
まずはヨシノトレーディングの音を聞くべきと思います。
DENONはまだ高音も低音も作為的なところが抜けていません。

ラックスマン

Focalのスピーカーを使っていい音が出ていました。
昨年素晴らしい音を出していたFranco Serblinの
Accordoが使えないというのは何とも複雑です。

ツッコミを入れたいブース

Panasonic

全てが薄くてデジタルの違和感が満載の
いかにも日本的な音という感じ。

誰もあの音が問題だと分からないのか、
問題だと分かっていても代案の音を提示できないのか、
私は出音よりもそちらの方が気になりました。

ヤマハ(NS-5000)

ヤマハのフラグシップスピーカーです。
昨年のような酷い音ではなかったのですが、
Panaと同様に全てが薄くていかにもデジタルですよという音。
その上、モノラルに聞こえるくらい表現できているものが少なくて。
アキュブースでもNS-5000を聞きましたが、そちらでも同じ印象。

音色が上から下まで統一されているのは分かるのですが、
それが音楽性に対して何も寄与していないことを
もっと問題視すべきと私は思うのですが。

関連記事はこちら

過去のTIASの記事はこちらから。
http://purepure.wp.xdomain.jp/archives/tag/tias

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