筐体をもっとかっこよくすればいいのに。
薄すぎて安っぽく見えてしまします。
MSBテクノロジー、DSD 11.2MHz対応の旗艦DAC「SELECT DAC」。
標準仕様は1230万円
マルチビットDACなのに8パラレルとか意味あるの?
「L/R総計16チャンネルのパラレル構成のDACを、
一切オペアンプ使用しないディスクリート仕立て」
私はマルチビットDAC派なのですが、今のMSBはDSPで
仕上げただけのただの小綺麗な音にしか聞こえないというか、
音のどの部分にもマルチビットの面影を感じません。
昔のキット販売していた頃のMSBは荒削りだけど熱くて力強く、
いかにもマルチビットらしい音が出ていたのですが、
結局、市場の求める音が変わったということなのかも。
いくらパラレルにしようがDA変換の精度を上げようが
クロックの精度を上げようが、音の傾向は変わるはずもなく。
それでもTIASでは聞いてこようと思っています。
どのメーカーでもいいので、今の停滞期を一足飛びに超えてくれる
機材が出てくれることを期待して、視聴は続けます。
MSBモジュールを使ったNOSDACって無いのかな
MSBモジュールの素の音を聴いてみたいです。
体調が回復することがあったら、
また海外のマイナーDACを個人輸入してみたいです。
MSBモジュールを扱って実験したことがある人はほとんどいないと思うので、回答しておきたいと思います。
そもそもDACの音質差のうち、DAC素子のみによる音質の影響は非常に少ないです。それはMSBモジュールであっても例外ではありません。あえてMSBモジュール(当方が試したのはPlatinum相当ですが)の音質的個性を言うなら、かっちりしていてパワフルな音でしたが、それでもアナログの周辺環境次第で、既存のICと簡単に逆転するような差だと思いました。
MSB社の開発方向性はとにかく技術的な意味でのローノイズ、ロージッターの追求だと思うので音質的個性はあまりなくて、とにかく測定クオリティを重視する方向性であり、音楽的になにか感じる方向性からは遠いように思いました。
音楽的とはある種の演出も含まれるので、特に楽器とか個の表現を重視する方向性と測定重視とは相性が悪いと予想します。逆に測定重視は客観的な個ではなく全体を重んじるフルオケや忠実録音に向く傾向と思います。あくまで個人的な意見ですが…。
ちなみにパラレル構成も、フルディスクリートも、ローノイズ化を極めるための手法ではないかと予想しています。実際にSelect DACは世界最高の測定値を誇るDACです。その到達地点はまさに物理的限界に近い極限のローノイズですが、その実現のためには既存のデバイスではまず不可能であり、多パラレルもフルディスクリートもその実現のために必要となる要素と思われます。
海外の測定データを見ると、Select DACの到達している次元はTPS7A4700のような電源のノイズと比較しても遥かに微小領域に見えます。もしTPS7A4700やファインメットを一部使用して音質が良くなったと思われるなら、Select DACの到達地点はさらに低いノイズレベルのはずですから、音もはるか先にある可能性が高いでしょう。しかし音楽性とは無関係だと思います。
以上、ご参考になれば幸いです。