感覚が鈍いというのは「いいものが分からなくなる」ということ

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味覚の題材からオーディオに繋げています。
何でもオーディオに絡めてしまうのは私の悪い癖です。

「舌が肥える」ということ「舌が貧しい」ということ

私は上京して相当味覚が落ちてしまったことを自覚していますが、
それでも周りの人の味覚の鈍さには衝撃を受けてばかりです。
味はどう?と聞くと食感を答える人があまりに多くて。
というか、そもそも味を答えてもらった記憶がありません。

例えば、「舌が肥える」いう言葉をよく見かけます。
最近は「いいものに触れていると質が低いもので満足できなくなる」
という意味合いで使われていることが多いように感じます。

そして、「舌が貧しい」「貧乏舌」という言葉もあります。
これは「質の高いもののよさが分からない」という意味から転じて、
「安いもので満足できるからお得だ」という意味で使われているようです。

では、私はどう思っているかと言いますと、

舌が肥える:
・量販されているものでも違いが分かるから、
 価格は安くても質のいいものを選ぶことができる。
・高級食材に意外と(かなり?)ハズレが多いことが分かる。
・いい食材は本当にいいと分かる。

舌が貧しい:
・本当にいい食材と普通の食材の違いが分からない。

こんな風に感じています。
具体例を書きたかったのですが半年頑張って挫折したのでご容赦下さい。

肥えるという言葉の意味の本質は、
「質の良し悪しを細かく識別できるようになること」
ではないかと私は思っています。

この題材には、ちょっと思うところがあって

オーディオの話題でこういう話が出ることが最近多くなったなと思っていまして。

私の周りにはオーディオを揃えるかと構えていきなりペアで定価50万以上の
スピーカーを買うか自作する人ばかりなので参考にならないかもしれませんが、
やっぱりそういう人達は例外なくセンスも耳もいいですし、感覚も鋭いです。

音の善し悪しが分かるようになれば、
それなりの品質の確保には一定以上の投資が絶対に必要で
べらぼうに高いだけの機材は無駄というのが分かるのですが、
それが分かるまでは、そこそこの機材をアクセサリを買わずに
延々と使い続けたほうがいいと思います。

音がわからない時に高価なものを買っても、いい製品には当たりませんから。

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