HarbethのHL-P3ESRというスピーカーがとてもよかったです

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少し前に書いた記事を掘り起こし。

Harbeth(ハーベス) HL-P3ESR
Harbeth(ハーベス) HL-P3ESR
発売日:-
価格:¥250,000

最近、BBCモニター系のスピーカーをいくつか聴いたのですが、
印象に残ったのはHarbethのスピーカーでした。

他に聴いたのはSpendorとGRAHAM AUDIOです。
Stirling Broadcastは昨日の逸品館さんも持ってきていたので
機会があったら聴いてみたいです。

Harbethは箱鳴りスピーカーということで有名らしいですが、
小さいのに中低域が厚くしっかり鳴ってびっくりしました。
中域の質感と密度が高く、女性ボーカルやチェンバロの音色がとてもよかったです。
チェンバロソロに限って言えば、これ以上鳴っているスピーカーは
ちょっと聴いたことないかもしれません。(自分のスピーカーでも負けます)
後で調べたら金属のドームツイーターということでしたが、
耳が痛くなることもありませんでした。

この価格、この大きさで音楽が楽しく聴けるスピーカーは早々ありません。
イギリスの伝統は凄いなと思いましたよ、ほんと。

ただし、よく鳴らす条件として木製のスタンドを使うのは必須のようです。
金属製のスタンド(私も使っているKryna Stage)に変えたら
凡庸のスピーカーになってしまって愕然としました。

視聴時の木製スタンドは8万円でしたが、
箱鳴りを生かすスピーカーなのでいいものを使わないとダメな気がします。

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『HarbethのHL-P3ESRというスピーカーがとてもよかったです』へのコメント

  1. 名前:Watson1911 投稿日:2018/12/29(土) 13:42:07 ID:c3b226ddc 返信

    https://www.harbeth.co.uk/usergroup/forum/the-science-of-audio/speaker-design/215-bbc-style-thin-wall-cabinets-why-so-special
    ここを見た感じだと箱鳴りを生かすためじゃなくて、箱鳴りを極力抑えるために箱を薄く作ってるみたいですよ。

  2. 名前:purepure 投稿日:2018/12/29(土) 15:58:13 ID:8f4650b1b 返信

    以前コメントを頂いた方でしたか。
    変わらずブログを読んで頂いて有難うございます。

    今までの私の認識は、箱鳴りを抑える=振動を抑えるために物量作戦を取る=音が詰まって伸びなくなるという認識でいました。Magicoや密閉型スピーカーがその典型です。HL-P3ESは伸びやかに音楽がなるスピーカーなので、そういう「押さえつける振動対策をしていない」=箱鳴りを許容していると捉えてこの記事を書いています。

    箱鳴りするに任せるけど、箱鳴りの絶対量を減らすために箱を薄くするというのは既存とは真逆の発想で非常に面白いなと思いました。その発想が他のスピーカーにない良さを生んでいる秘訣なのかもしれません。どんなに対策をしても物質は必ず振動して固有音を出す、という前提が発想の背景にありそうです。

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