e-onkyo マスタリング前後の音をリリースする理由「Dear Love Songs / 榊原大」(7/18更新 買いました)

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世の中には「タイミング」というものが存在していて、
編集作業で音楽性が失われているという記事を連発した
このタイミングでこのニュースですよ。
これ、ハイレゾ作品全てでやってもらえないものでしょうか。

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e-onkyo マスタリング前後の音をリリースする理由「Dear Love Songs / 榊原大」

オーディオマニアへの理解を示してくれる赤川新一さんが
この企画に関して一枚噛んでいるようですが、
今回はツッコミを入れたe-onkyoの担当さんぐっじょぶと言いたいです。

未マスタリングですが、FIXのような悲惨な音質ではありません。
ちゃんと聞ける音質になっています。
FIXは何であんなことになっているんだろう。
一度や二度じゃないですからね・・・。

音源購入のページに行くとマスタリングの有無が分かりにくくて、
聴き比べていた時に間違ったかなと思ったのですが、
結局、一度も間違えることはありませんでした。

この2つの音源の差は音質云々の差じゃないよ・・・。
音楽として成立しているものと、
音楽として成立していないものと。
もう、天と地ほどにも差があります。

神経を逆撫でるマスタリング版と身体に染み入る未マスタリング版。
この違いがどうしようもなく許せないと感じる人が増えてくれないかな。

注意:
 この音源の編集が悪いのではなく、
 編集された音源を私が聞くと大体はこんな印象になります。
 だから世に出回る音源のほとんどが変に聞こえる訳で。

買いました

本当は記事を書いた次の日に買っていたのですが、
これをどう伝えたらいいものか考えていたら時間が経ってしまいました。

試聴音源を10回くらいリピートしても面白かったので
勢いで未マスタリング版の方を購入したのですが、
元の音源で聞いているとピアノが思ったよりよくなくて。
ピアノだけならちょっと前に紹介したFrederic Chopinの方がずっといいです。

レビューはもう少し聴き倒してから書きます。

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『e-onkyo マスタリング前後の音をリリースする理由「Dear Love Songs / 榊原大」(7/18更新 買いました)』へのコメント

  1. 名前:kk 投稿日:2015/07/21(火) 01:10:08 ID:c8cc6a793 返信

    これは面白いですね。
    軽く試聴してみましたが、マスタリング版は音の圧、押出が強くなっている代わりに非常に平面的というか、未マスタリング版では立体的でふわりと広がっていた空間が押し潰され3Dから2Dになってしまったような印象。
    コンプによって空間情報まで圧縮されてしまったのでしょうか?
    細かい音がかき消される通勤中の電車内でイヤホンで聴くならマスタリング版の方が音が太くて向いていそうですが、普通に自宅のスピーカーで聴くなら未マスタリング版の方が圧倒的に良いように思えます。
    私は音楽性というものは奏者の演奏の問題であって機材に依存するとは思っておりませんが、単純にHiFi的な視点で見てもこのマスタリングはむしろ劣化ではないかと感じました。

    • 名前:purepure 投稿日:2015/07/21(火) 02:58:11 ID:7e6f586d1

      kkさん、コメント有難うございます。

      こちらの音源はかなり録音のいい音源だったから、
      未マスタリング版も出すことが出来たのだと思っています。
      今これだけの品質で録音できている音源がいくつあるか、とても疑わしいです。

      >単純にHiFi的な視点で見てもこのマスタリングはむしろ劣化ではないかと感じました。

      私はこの作品ほど上手くマスタリングされている作品は少ないと感じました。
      この違いを劣化と指摘できる方が果たしてどれだけいることか。

      某AVフェスタで行われた公開マスタリングイベントで、
      手が加わる毎に音が死んでいった衝撃は今でも忘れることはできません。
      それを堂々と音が良くなったと言う始末・・・。
      それが今の音楽業界の現実でした。

      この違いが分かる方が増えるのは大変意義のあることなのですが、
      残念ながらこの音源は全然売れてない上に、
      この記事もアクセス数が低迷しています。
      もっと音源に目を向けてほしいです。

      p.s.
      音楽性に関しては、こちらの記事を読んで頂けると幸いです。

      五嶋みどりのバッハ無伴奏パルティータ、CDと動画(TV番組)の比較
      http://purepure.wp.xdomain.jp/archives/3567

      音楽性を主題にした記事が最近多かったので、
      こちらを見て頂けると一覧で見れます。
      http://purepure.wp.xdomain.jp/archives/category/video

      「FUNICULI FUNICULA」とか、とても楽しいです。

  2. 名前:danzalunatica 投稿日:2015/07/21(火) 08:29:52 ID:e73a42842 返信

    以前のお話が完結していないので、次々にコメントを寄せるのは申し訳なく感じ躊躇しておりましたが、最も関心の高い音源の話題でしたので発言をお許し下さい。

    案内の楽曲をざっと試聴して見た所、どの曲かによって違いを感じました。
    一曲目などはmixmasterの方が良いですね、しかし必ずしもmixmasterが良い訳では無い気がします。mastering版に楽曲としてのまとまり感や、製品としてのバランス、きめ細かさを聴く場面もありました。
    mixmaster版の良い所は、間接音が良く残っている気がしています。mastering版にも残ってはいる様ですがマスキングされて良く聴こえなかったり、音圧が強くて若干の歪みを感じたりしました。

    結局の所、完全な客観性による演奏の録音はあり得ないのかも知れないと考えてしまいます。人の感性が必ず入ってしまうものと思うと色々厄介ではありますが・・・
    お話の『音楽性』については、御二方の仰る所がどちらも良くわかります。只、仰る部分がすれ違っているように思います。私も本来の『音楽性』は奏者の問題と考えていますが、音楽の再生の過程でそれらを減少させてしまう現象も見て来ている為です。
    私自身は余り使って来なかった『音楽性』と言う表現ですが、何ともあやふやで掴み所が無いから人それぞれの解釈の中ですれ違うのかも知れません。

    何れにしても音源のバリエーションを聴けるのは実験的で楽しいです。
    私としては、mixmasterとの比較をしなければいけないこの様な過渡期を乗り越え、演奏現場の音を真に感じさせる素晴らしいmasteringを提供して貰える事を願っています。
    最近は音源の探索に疲れ気味ではあります、もっと情報があればといつも思っています。

    • 名前:purepure 投稿日:2015/07/29(水) 01:26:47 ID:5ca0538ee

      danzalunaticaさん、いつもコメント有難うございます。

      しっかりまとめて書いて頂いて有難うございます。
      コメントで返信する隙が無くて参りました。

      kkさんと共に指摘されている『音楽性』については
      お二方のご指摘の通りだと思いますし、
      私の言う『音楽性』は一般的解釈から少しズレているため、
      kkさんの言わんとする所とすれ違っているのも事実だと思います。

      私はすれ違っても誤差を修正していけばいいと考えていますけど、
      最近は『すれ違うことそのものが悪』という考えが主流で困っていますが。

      私の言う『音楽性』については別途記事にする準備をしています。
      今週末くらいまでには仕上がると思います。
      宜しければそちらをご覧頂ければと思います。

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