Label:Channel Classics Nl
Stravaganza: Violin Concerti Op 4 1-12 (Hybr)
※HybridSACD
レイチェル・ボッジャーのヴィヴァルディのバイオリン協奏曲集です。
発売は2009年になっていますが、私の記憶ではもっと古かったような・・・。
Channel Classicsの録音は、音が重たい、余韻が不自然という問題を
抱えていまして、これも同様の音の傾向になっています。
SN比や解像度はSACDとして十分、音色は少し弱めかなという感じ。
マイクがかなり近いせいか音像が肥大化しているのはご愛嬌か。
ま、この盤で言いたいのは、激しい演奏をマルチ録音で収録して
いるせいで、とてもバロックとは思えないという点でしょうか。
激しい交響曲が好きな人には新しいバロックとして
受け入れられるかもしれませんけど、
穏やかなバロックが好きな私にはちょっときつい。
それでも私が聞けるだけの演奏技量と音質は確保されているので、
レベルは決して低くないと思います。
弦の高域は特に調整せずに収録しているようなので、サンプリング
レートを落とすと弦がひきつって聴くのが辛くなります。
ハイサンプリング推奨。
新DAC、384KHzに対応してくれるのならお願いしたいです。
ま、当面そんな話は出てこないでしょうけれど。