私はこのタイプの音が好きではないのですが、
どういう音に感じているかを書いておいてたほうがいいかなと。
不安定な神様
発売日:2015/11/04
価格:¥816
Suaraさんの音源はいろいろ難しくて
Suaraさんは3rdアルバム「太陽と月」までが個人的な許容範囲内です。
最近の優秀録音を比べると・・・いえ、一般の優秀録音と比べられるほどの
音質という訳では決してないのですが、聴いてて楽しくなる音源って本当に
そこまでしかなくて。
そこからの音源は音質的に音楽的に抜け殻という印象です。
どの過程で消えているのかわからないくらい大事なものがばっさり無いです。
いい曲が全部台無しになるので本当に困っています。
1stも2ndも3rdも4thも不思議なほど音が違うのですが、
それ以降は大体、同じような音になっている印象です。
(pureやpure2を除きます)
3rdアルバムまでとそれ以降で大事にしているものがあからさまに違うため、
社長の下川さん、昔と今とで音源への関わり方を変えたのかと思っている
くらいなのですが、実際はどうなんでしょう。
Pure2のような熱の入れた録音をクラウドファンディングで
やってくれれば、喜んで買うのですけど。
「オーディオマニアが好む高音質」と私が思う音の特徴
1.SN比は高いけど、代償として細かい機微が消えている。
2.ワイドレンジに感じるが中域が薄くて位相が狂っている感じがする。
3.全体的に音が重たい。(SN比が高い音源によくあります)
4.違和感マシマシなので長く聴いていられない。(これが私にとって致命的)
5.暗騒音も消して空間が見えなくなるような音源もたまにあります。
今回の音源については、1,2,4,5が該当します。
3は・・・、いやこの音源も重いですけどもっと酷い音源がありますし。
しかし、何でこんなことになるのやらと思うばかりです。
ジャンルには寄りません
クラシックからジャズからアニソンから、
オーディオマニアという人達が関わると
これが一様に似たような音になるのが個人的に不思議です。
なお、ワンポイント録音派が録音するとこんな音にはならないのですが、
録音や演奏などに致命的なほど音楽性が足りないことが浮き彫りになります。
言い換えると、加工しないだけで伝わってくるものがそれだけ増えるんです。
そういうどうしても粗が見えやすくなる「本当の意味で音質のいい音源」を
制作側が売りたくないという気になるのも仕方ないのかもしれません。
なにせそういう音源にした方がお客からのクレームが来るらしいですし。
機材を入れ替えするのが馬鹿らしくなるほど音源の差は大きいのですが、
ワンポイントのような音源と加工マシマシの音源、
どちらの音源も鳴らせるような機材は存在するのでしょうか・・・。