ダイナミックオーディオ主催。
全部聞いてないし、一般家庭と環境が違いすぎるので
ざっくりと印象だけ書いていきたいと思います。
席は(7+8+7)*12列=264席。
広いです。目茶苦茶広いです。
この部屋の広さを味方につけていたのは、
間違いなくKisoAcoustic。
吸音材なしで箱を鳴らすスピーカーだからある意味当然。
そしてボーカルとチェロとギターしか鳴らさないという
自分の得意分野のみの表現だったので、
よかったと言うしかありません。
JBLのProject EVERESTシリーズもよく鳴ったでしょうが、
私は聞けてなので何とも言えません。
逆に部屋の広さが仇になっていたのはB&W。
やっぱりどこまでもモニタースピーカーなんですよ、これ。
帯域バランス的にも空間表現的にも
狭い空間で表現するのに長けてる。
部屋が広すぎて音が大雑把になっていたので、
B&Wのよさはほとんど感じられなかったと思います。
Esotericの最新フラグシップ、Grandiosoモデルは
よかったと思います。
固さ一辺倒だった昔の音からは想像もつかないほど
しなやかで柔らかい。そして音の鋭さも兼ね揃えていました。
フルTADより一段上の領域にいると思いましたが、
dCSのVivaldiとは好みの差だと思います。
もう好きに選んでください。私の収入では買えません。
次々と知らない曲がいろいろな構成で再生されるので、
比較試聴には不向きです。時間に余裕のあった川又さんだけ
比較試聴ができるような紹介をしていましたけど。
アナログ、CD、SACDの3つを音源としていましたが、
音の密度が明らかに足りないのはCD。音源を相当選びます。
アナログはこの広さでも音色や躍動感が感じられ、
やっぱり強いなと思いました。
SACDは鳴りっぷりはいいんですが、
音楽としてみるとうーん、というものが多くて。
まあ、そこは家で聞いているのと同じ印象。
私の持っている曲にはかすりもしなかったですね。
これだけ聞く曲が異なっていると笑うしかない。
そんなに古楽って魅力ないか?
一番音楽が美しかった時代だと思いますけど。
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アナログは、もうLPが前提かもしれない
ところどころでマスターテープを聞かせてもらう機会が
あるのですが、もう完全に劣化が進んでいてダメですね。
量産されているLPの方が音質はずっと上だと思います。
録音当時はマスターテープの方が上だったのでしょうけど。
イベントで随分とアナログを推すメーカーやショップが
増えているのは何故なんでしょう。
いまいち理由がよく分かりません・・・。
金額もいろいろおかしなことになっているし。