いろいろあって公開するのが遅くなりました。
”ゲーム音楽”はゲームをプレイしていなくても楽しめるのか?
日本ファルコムにズバリ訊いた
ちょっと前に紹介したONKYOへのインタビュー記事は、
同時期に掲載されたAV WatchのOKKYOへのインタビュー記事と比べて
インタビューする方もされる方も酷くて参りました。
しかし、今回の記事はとてもいい内容になっています。
いい記事なので一通り読んで頂きたいのですが、
私が気になったポイントだけ抜粋してご紹介します。
インタビューで注目したいポイント
実際、周りでハイレゾ対応のオーディオ機器を使っていたのが自分しかいなかった。そうすると困るのが、音楽関係の人達は感覚的な思考の人が多いから、理詰めで話をしても聞いてくれないんだよね。けどハイレゾの環境を整えて、実際に聴いてもらえるようになったら最後まで反対していた人まで「なんだ、音が良くなったじゃん」って言うようになった。スタジオなんかもそう。プレミックス段階よりマスタリングした後の方が悪くなってしまったことがある。専門じゃないから詳しくは分からないけど、これも結局は昔風のやり方をしていたからだった。音圧を綺麗に揃えたり、上げたり、圧縮したり。それでどんどん劣化してしまうんですね。
感覚的な思考がいけないんじゃなくて、いい音を知らないのが問題の本質。
いいものを知らないから感覚的に捉えると間違った答えしか出てこない。
これは、人間の全ての感覚についても同じことが言えます。
上の抜粋内容は結局どういう事かと言いますと、
・音楽制作者は基本的にいいシステムの音を知らない。
(いい音を知らない(生音含む)と言い換えてもいい)
・音楽制作者はいい音を知ろうとする努力をしていない。
こういうことです。
反論したかったら心に響く音源を出してみなさいよ。
あと何十年待たせる気よ、ほんと。
日本の音楽業界に関連する問題は全てここに集約されると私は考えています。
もう、大多数の音源、大多数のインタビュー記事でこれが透けて見えてしまう。
オーディオに限らず、もっと生音聞けよとも思うのですが。
高いシステムにしたって大した変わらんでしょと思っている人も多いのでしょう。
オーディオは悪名高いレッテルが一人歩きしまくっているので、
どうしても穿った見方になってしまうのは仕方ないのかもしれません。
店頭に行ってもなかなかいい音で鳴ってないし、イベントだと更に音は悪いし。
影響力のある人でこのレッテルを覆そうと戦っている人もいないですから、
もう、当面はこの状態が続くのでしょう。
音楽制作者が不甲斐ない一方で、アニメ音響制作陣という
異様なまでにレベルの高い集団がいるのも不思議なんですよね。
この違いって一体どういうことなんだろうか。