こちらの記事の補足です。
表題を記事の中に埋め込むには惜しいので別記事にしました。
アニメを見ていていつも思います。
メタメタに加工されたOP/EDの曲ですら聞きやすく調整する技量。
打ち込み楽曲に合わせるために声の質感を落とす音楽制作者と、
声の質感を落とさなくても違和感を感じないように見事に仕上げる
アニメ音響制作陣。なんでこうも違うんだろうか。
アフレコ中に声優さんに歌わせたものが、そのアニメで制作された
ボーカル楽曲の中で一番いい出来なんてのは私の中では当たり前すぎて。
わざわざ書くことか?とすら思うくらいなのですが、知られてないですよね。
技量を向上させるには『何がいいのか何が悪いかを知覚すること』が絶対に
必要なので、アニメ音響制作陣の周囲には、環境的に感覚を鋭くする要素が
存在するのではないかと私は勝手に想像しています。
今回のFalcomの記事にもありますけど、『昔からやっていた事=正しい』で
思考停止してる人が、もうありとあらゆる仕事場で本当に多いんですよね。
日本では特に。私の見た範囲ですら軽く90%を超えていると思います。
新人研修や学校教育の場でもそうですよ?
そりゃ思考停止する人が量産されますよ。
ひとりでも多く、その状態から脱却する人が増えてくれないかなと思います。
一般にアニメは、アフレコスタジオでマイクに近づいて録った音声に、フィルタかけて、
すこしマイクから離れたような空間を感じさせるような音に加工する
ところがよくあるアニソンだと、デットなスタジオでマイクに近づいて録った音声を、
空間系加工をせずに、いかにも口に密着したマイクで録音しましたよって音でそのまま使ってるのが、アニソンの違和感の原因では?
アニソンでも、アニメみたいな空間系加工をすれば、アニソンの違和感は解決する予感がする