半年くらい前に書いた記事を掘り起こし。
多少古いのですがご容赦ください。
2014年11月時点の私のクロック、ジッタに対する見解を纏めておきます。
世間の一般的認識と言われているものと少し異なるので参考になるかなと。
クロックを導入した人が激変激変と連呼するから
私もそれなりに聞いたり、実際に試してみたりもしましたが、
私が聞く音楽に関してはクロックは不要と判断しています。
音が変わるのは分かりますが、音楽的な加点をほとんど得られないのが
最大の問題で、何十万も投資するのは現実的ではありませんでした。
クロックは最もコストパフォーマンスが悪いと言う派閥と、
クロックを導入しなければデジタルオーディオは始まらない
と言う派閥があって、もう意味が分かりません。
「デジタルの音が悪い=ジッタ」だと声高に言う人は多いですが、
ジッタがどう影響していてどうやればうまく取り除けるのか、
30数年戦ってきているのにノウハウはほとんど確立していませんからね?
この事実から目を背けてはいけない。
今、クロックとジッタで分かっていることはとても少ないです。
ジッタについて
・一度発生したジッタを取り除くのは極めて困難。
・ジッタを極力発生させない手段を用いるのが最善。
・S/PDIFを使っている限り、ジッタからは逃れられない。
クロックについて
・絶対的な精度はおおよそ必要ない。
・電源の品質に大きく左右される。
・伝送方法に大きく左右される。
・ノイズが少ない質の高いクロックは音がいい。
(ただし、べらぼうに値段が張る)
今、間違いないと思われていることはこれしかありません。
いいクロックを使ってジッタ対策をすれば音がよくなる、
これを音で証明した機材はTAD-D600しかないと私は思っています。
次点でスフォルツァートとLuminあたりかと思います。
オーレンダーもここに入ってくるとは思いますが、
音を聞いたことがないので何とも言えないのが正直なところ。
この記事の草書を書いたあと私は、クロックを導入しなければ
本当の意味での潜在能力を発揮しない機材に出会うことになります。
このプレイヤーの見解はあちこちに散りばめていますが、
1つにまとめて書ける状況になって欲しいと思わずにはいられません。
今のままだと状況は変わらないだろうから、誰かが動くしかないのだけど。
某600万のプレイヤーって名前は明かせないのでしょうか?
気になります。