あえて言わせてもらう。Cello R-DACはすごい

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帯域バランスと低域の締まりをほとんど弄らずに
ただクオリティを上げることがどれだけ難しいか、
それをよく分かっている私が言わずして誰が言おうか。

このDACは凄い。
心からそう言えます。
LINNのCD12を超えてる。

でも、音質の評価軸に音楽性と帯域バランスの正しさを
持っている人じゃないとこの凄さは分からないかも。
解像度、情報量、定位感、このあたりはそんなに高くありません。
品位はかなり高い位置にいますけれど。

悪い盤をほどほどによく、
良い盤を素晴らしく鳴らせる機材に初めて出会いました。
この2つの両立は、今までずっと不可能だと思っていたのに。
古い録音で高域が荒れている音源を、私のシステムで普通に
聴ける日がこようとは思ってもいなかった。

オーディオメーカーの技術力はプリの音質が物語る、
と言っても過言ではないようです。
マークレビンソンのDACも良かったもんなあ。

これは新興メーカーには真似できないですわ。
こんな世界があったのか・・・。

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細目を

音は古き良きマルチビットの音です。
そこに300万クラスの自然な音のプリを入れると
こうなるんじゃないか、という音が出ています。

オーディオ的要素にそんなに目立った項目はありません。
音色はLHH1000と似ていますが、でももっと自然かな。
解像度、情報量、定位感は上に書いた通り平凡。
卓越した帯域バランスの調和、他を圧倒する低音の安定感、
高い品位に音楽性、音の滲みの少なさと音の調和が同時に
成立するバランスの良さ、これらに価値を見出せないと
ただの古い情報量の少ないDACです。

最近は私のデジタルフィルタアレルギーが少し収まっていて
分かりにくくなっていますが、デジタルフィルタの違和感は
少ない機種だと思います。

高域が僅かにおとなしく、中域が美しく響くので
女性ボーカルや弦と合いそう。
反面、ジャスやゴリゴリ鳴らしたい人には合わないでしょう。

デジタルボリュームで絞ると音色がくすみます。
ビット数が少ないので当然ですね。
プリで大きく絞って使うのが正しい使い方になるでしょう。

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