何が正解か分からないものばかりのオーディオ界ですが、
ものの取捨選別を行うのに必要なのは帰納法だと私は思っています。
理由は簡単で、演繹法で導き出す結論が大概間違ってるからです。
オーディオに限らず、帰納法は物事の分析に非常に有効なので
意識して使ってみるといいですよ。
演繹法と帰納法とは?
適当に検索してみました。
https://matome.naver.jp/odai/2139625697364840601
演繹法
・「××だから、○○である」という論理を数珠つなぎにして結論を引き出す
・ルール(大前提)から結論を導き出す思考の経路帰納法
・多くの観察事項(事実)から類似点をまとめ上げることで結論を引き出す
具体的を出してみます
「いい回路を使っているから音質がいい」と考えるのが演繹法で、
「世の中に音楽性の高い機材が少ないってことは音楽性を知覚できる人が
少ないんだな」と考えるのが帰納法。
演繹法は現在あらゆる分野で主流な考え方で、
それを使っていいものがあまり生まれていない事情を考えると、
演繹法で導き出した結論は大概は正しくないなと思える訳です。
「演繹法で導き出した機材でいいものがない」
そういう「事実から結論を導く」ことが帰納法で、
私が判断に使っているのはほぼ全て帰納法です。
オーディオに限らず、食とか身体の治療法とか、ほぼ全部ですね。
演繹法で考えると本当に視野が狭くなりますよ。
ですので、演繹法を上手く使われている方は凄い人なのだと思います。
普通の人は帰納法で考えるのがいいと思います。