アキュフェーズのDAC、DC-37ってあまり評判を見かけないような

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dc-37_b

dc-37

定価55万のDACです。
もうこの程度の金額だと高いとか思っていません。
音楽が聞ける機材を1つ当てれば買い換える必要がなくなりますから、
見た目の定価が高くてもトータルで見ると高くないんですよ。

DC-37はいいという評判も悪いという評判も聞かないような気がします。
そして、所有者のインプレもあまり見かけないような。
発売されて1年半ほど経過していますが、人気がないのでしょうか。
という訳で、私が書いてみることにしました。

結構いいDACだと思ったのですが

アキュフェーズは躍動感と音色を消してしまう傾向が強く、
いくら音楽性があってもどうなんだろうと思うことが多いです。
でも、DC-37はこれはこれで1つの世界観を見せてくれたので、
この描写なら価格的にも強みがあるなと感じました。

ただ、本調子になるのに少し時間が掛かります。
私は自宅で機材の評価をするのにウォームアップで
最低4日は掛けますが、DC-37も数日は要するようです。

時間を置くと微小音の表現力が格段に増します。
音色は少し暗めですが色も濃くなって驚きました。
楽器の表面の質感がつるつるにならない機材は少ないので
私はDC-37を高く評価していたのですが、
DC-37がいいぞという記事はあまり見つからなくて。
並列度が高いせいかシグマデルタの違和感もほぼ無いのですが、
これがいいか悪いかは自宅で聴いてみないと分かりません。

最近のDACは精度面で驚くほど優秀になっていますから、
評価するのも少し大変になってきているのかもしれません。

音質を悪化させないラックに設置したまま動かさず、
せめて一昼夜は電源を入れっぱなしにするくらいのことを
してくれるお店で視聴するといいと思います。

今のDAC、今のオーディオは、そういうレベルで
気を使わないと真価を発揮しないほどハイレベルだと思います。
そういう機材で音楽が聞けるかどうかはまた別問題ですけれど。

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