なぜ、アニメの音響に携わる方々はレベルが異様に高いのだろう

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こちらの記事の補足です。
表題を記事の中に埋め込むには惜しいので別記事にしました。

Phile-webの日本ファルコムへのインタビュー記事が面白いです
いろいろあって公開するのが遅くなりました。 ”ゲーム音楽”はゲームをプレイしていなくても楽しめるのか? 日本ファルコムにズバ...

アニメを見ていていつも思います。

メタメタに加工されたOP/EDの曲ですら聞きやすく調整する技量。
打ち込み楽曲に合わせるために声の質感を落とす音楽制作者と、
声の質感を落とさなくても違和感を感じないように見事に仕上げる
アニメ音響制作陣。なんでこうも違うんだろうか。

アフレコ中に声優さんに歌わせたものが、そのアニメで制作された
ボーカル楽曲の中で一番いい出来なんてのは私の中では当たり前すぎて。
わざわざ書くことか?とすら思うくらいなのですが、知られてないですよね。

技量を向上させるには『何がいいのか何が悪いかを知覚すること』が絶対に
必要なので、アニメ音響制作陣の周囲には、環境的に感覚を鋭くする要素が
存在するのではないかと私は勝手に想像しています。

今回のFalcomの記事にもありますけど、『昔からやっていた事=正しい』で
思考停止してる人が、もうありとあらゆる仕事場で本当に多いんですよね。
日本では特に。私の見た範囲ですら軽く90%を超えていると思います。

新人研修や学校教育の場でもそうですよ?
そりゃ思考停止する人が量産されますよ。
ひとりでも多く、その状態から脱却する人が増えてくれないかなと思います。

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『なぜ、アニメの音響に携わる方々はレベルが異様に高いのだろう』へのコメント

  1. 名前:z 投稿日:2015/10/11(日) 12:37:00 ID:2f909d699 返信

    一般にアニメは、アフレコスタジオでマイクに近づいて録った音声に、フィルタかけて、
    すこしマイクから離れたような空間を感じさせるような音に加工する

    ところがよくあるアニソンだと、デットなスタジオでマイクに近づいて録った音声を、
    空間系加工をせずに、いかにも口に密着したマイクで録音しましたよって音でそのまま使ってるのが、アニソンの違和感の原因では?

    アニソンでも、アニメみたいな空間系加工をすれば、アニソンの違和感は解決する予感がする

    • 名前:purepure 投稿日:2015/10/12(月) 21:35:58 ID:5203e8e8a

      コメント有難うございます。

      私は、録音する場所やエフェクトではとても説明できない差を感じています。

      スタジオ録音モノでもTARITARIのOPとEDの音質の差は如何に?
      求道会館で収録されたSuaraさんの音源の最悪さ加減はどういうこと?
      AM番組で井上喜久子が生で歌う音源は毎回震え上がるほど素晴らしいのは何故?

      加工が如何に音を殺しているかを音楽制作者が自覚しないかぎり、
      改善の余地はありません。全く加工するなとは言いませんが、
      無加工か薄化粧で満足できる録音の方が私の身体には合うようです。

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