ウェルフロートボードの今の感触

スポンサーリンク

音の変化が今までの製品と根本から違うので
かなり評価しづらいです。
面白い製品であるとは思いますが。

・弦の引きつる感じがほとんど消えました。
・生音に被せるエフェクトで違和感を感じていた音源について、
 ほとんど違和感が無くなりました。
・力感は減っていません。
・PCM音源のエッジが立つ感じは薄れます。
・弱音が潰れなくなりましたが、
 逆に音楽としての面白さが薄れました。

物理的な歪みを減らすという革新的な改善を行うボードですが、
私のシステムでは一長一短が激しいという印象を受けます。

響きと艶と音色で勝負する私のシステムですが、
そこらへんの「味の部分」が全部後退してしまいました。
歪みが減って聞きやすくなりましたが、これでは本末転倒です。

弱音が潰れなくなったのも微妙です。
「細かい音が聞こえるようになった」という変化は
オーディオマニアの人なら喜ぶのでしょうが、
弱音を弱音として表現できなくなって、
結果として表現の幅が狭くなったのがすごく辛いです。

私は一般のプリアンプの出音を特に嫌っていますが、
それは、弱音でも「大きい音で出します」的に音が力むように
なってしまうからです。繊細さが消えてしまう。
これと同じような感じがある・・・。

難しい・・・。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
TrackBack URL :
スポンサーリンク

コメントをどうぞ