シグマデルタ変調を使うDACに多く見られる音の違和感が
音源そのものに含まれる、という異常事態が収束しつつあります。
元々この違和感が存在する音源はあったのですが、
2012年から2013年にかけてメーカーを問わず大流行して
ナンダコレと思ったのですけど、対策が入った模様です。
(私が初めて確認したのは鬼束ちひろの3rdアルバムだから、
2002年にはそういう音源があった模様。)
何があったの?
2014年の春アニメのOP/ED曲で、
私が聞いた範囲で違和感を感じた曲がないんですよね。
2014年夏アニメも今のところ大丈夫。
で、コンスタントにCDを出しているラブライブの音源で
違和感が一気になくなったのでほぼ確信しました。
広がり方も変だったけど収束の仕方も変。
というか速度が速すぎる。
違和感を知覚できる人がいて対策が入ったとしか思えない。
ラブライブの他にシグマデルタの違和感が顕著に分かる音源として、
Eテレのクラシック倶楽部が挙げられます。
年数を経る毎に増す違和感に耐えられなくなって、
一昨年あたりから全く聞かなくなってしまいました。
再度録画をして違和感がどうなったのか確認したいと思います。
この音源で問題なければ、完全に終息したと言えるでしょう。
ちなみに、機材の方も違和感が消えつつあります
シグマデルタの違和感は、シグマデルタ変調を使うDAC-ICで発現します。
不思議なことに、FPGAを使ってシグマデルタ変調を行う機種では
この違和感を感じたことは一度もありません。
同じことをやっているはずなのに何故こうも違うのか、
さっぱり分かりません。
違和感が無くなったと感じた機種の筆頭はLuxmanのD-08u。
過去機種と同じDAC-ICで違和感をゼロに持っていくには
デジタル回路に手を入れる必要があります。
ということで、アップサンプリングがよほど効いていると見えます。
Luxmanはデジタルフィルタに手を入れていませんし。
D-08uの世間的な評判はそんなに高くないようですが、
私はびっくりしたのでお薦めしておきました。
アップサンプリングは音色が画一化する傾向が強いので、
導入するかどうかはもう少し様子を見たいと思っていますけど。
[…] デジタルの違和感が分からないくらい位相はメタメタですけど、 シグマデルタの違和感がほとんどないので辛くはないです。 先日記事にしましたが、音質対策が入ったのは確定だと思いますよ? […]