M.2 SSDの熱対策に千石電商の熱伝導ゲルがお薦めです

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信号経路を短縮したら音質が向上するかと思って昨年の秋
くらいにM.2 SSDを導入してみたのですが、
歪みは減るけど音質的には使えないという結論になりました。
何をやっても私の環境ではSSDの音質は良くないです。

それで、一般に売られている熱対策アイテムが少し高いので、
汎用タイプのものをご紹介しておこうかなと。

千石電商の商品で使えるもの

ゲル:熱伝導率:(自社測定法)1.9W/mK 1枚168円
http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-4YYB

ゲル:熱伝導率:1.5W/mK 1枚221円
http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=8AET-7NEU

ヒートシンク 38mm四方で高さ10mm 294円
http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=5DH6-TEFV

変換ボードに差して使うならこのゲールとヒートシンクで手軽に冷やせます。
私が知っている一般的な熱伝導テープより伝導率が1桁高いのに
こんなに安く買えるなんて衝撃でしたよ。

変換ボードとSSDの間にもゲルを挟むと温度を大きく下げられます。
ゲールに粘着力はないですが、平面度の高い素材にピッタリくっつくので
ヒートシンクくらいは楽に支えられます。

なお、M.2 SSDの発熱量は想像以上に大きくて、変換ボードに熱を逃がさないと
このヒートシンク1つではとても対応できるものではありません。
1つだとすぐ60℃を超えるほどです。

時間をお金で買う場合

汎用品を使って温度を下げるのが結構大変だったので、
私は結局こちらの商品に逃げました。
10mmの高さで面積の広い汎用ヒートシンクがあればよかったの
ですが、お店ではちょっと売ってなくて。

このボードを使ってからSSDと変換ボードの間にゲルを挟めば
汎用品でも十分冷えるということに気づくのですが、
このボードを使わなかったら気づかなかったと思います。

Aquacomputer kryoM.2 evo PCIe 3.0 x4 adapter for M.2 NGFF PCIe SSD, M-Key with passive heatsink
Aquacomputer kryoM.2 evo PCIe 3.0 x4 adapter
for M.2 NGFF PCIe SSD, M-Key with passive heatsink

価格:¥5,580

私が使っているのは旧タイプで、こちらは新タイプです。
新タイプはヒートシンクが一回り大きい上に挟み込むので
更に温度を下げられる仕組みになっています。

この変換ボードの特長は、速度がほとんど落ちないことと
冷却効果がとても高いところです。
上で紹介したゲルを挟めば温度も40℃前後で落ち着きます。
夏場でも45℃程度で済みそうなので有難いです。

M.2 SSDは熱対策を考えるとマザーボードに直接取り付けるのは
非現実的過ぎるので、変換ボードを使った方がいいと思いますよ。

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『M.2 SSDの熱対策に千石電商の熱伝導ゲルがお薦めです』へのコメント

  1. 名前:Fuji 投稿日:2017/05/25(木) 08:02:33 ID:2fc4a695c 返信

    purepureさん、Fujiです。

    >M.2 SSDを導入してみたのですが、歪みは減るけど音質的には使えないという結論になりました。何をやっても私の環境ではSSDの音質は良くないです。

    purepureさん、お久しぶりです。
    私も以前3.5HDD、2.5HDD、SSDで音質の良し悪しを調べた事が有るのですが、3.5HDDが一番良いです。2.5HDDもSSDも一枚霧がかかった様な音になり見通しが悪くなりますので、3.5HDDを常用していますがメモリー再生時に使用するRamDiskは3.5HDD以上の音を出してくれますので、若干利便性は劣りますが最近は殆どRamDiskで聴いています。勿論、私の環境の場合ですが。

    • 名前:purepure 投稿日:2017/05/27(土) 01:02:31 ID:2616429cc

      Fujiさん、お久しぶりです。コメント有難うございます。

      >3.5HDDが一番良いです。

      私の環境でも3.5HDDが一番良いです。
      SSDは何故か音が軽く薄く安くなります。

      M.2 SSDを導入した経緯ですが、以前Fujiさんから頂いた
      コメントでS-ATAケーブルで相当変わると伺っていたため、
      伝送方式が最適化された上にケーブルを使わないM.2 SSDなら
      どうなんだろうという好奇心をどうしても抑えられなくて。
      起動ドライブはSSDじゃないといろいろ不都合があったのと、
      ちょうど256GBのSSDが必要になっていたため都合がよかったです。

      M.2 SSDをPCオーディオで使われている方も私が見た限りいらっしゃ
      らなかったので、それなら私が試せばいいかなと思いまして。

  2. 名前:Fuji 投稿日:2017/05/28(日) 09:30:30 ID:499e8ee24 返信

    purepureさん、Fujiです。

    >SSDは何故か音が軽く薄く安くなります。

    M.2 SSDでも音質は良くないと言う事ですから動作速度では無い様です。ただ、私が分からないのは同じ半導体メモリーなのに何故RamDiskから再生される音が(3.5HDDと比較して)これ程まで良いのでしょうか。SSDとRamDiskの違いと言えばSSDに比べ動作速度は早く、揮発性メモリーである事、マザーボード直結位でしょうか。purepureさんはどの様にお考えでしょうか。

    • 名前:purepure 投稿日:2017/06/04(日) 03:17:55 ID:738dea001

      Fujiさん、コメント有難うございます。
      すみません、返信が遅くなりました。

      >SSDとRamDiskの違い

      メモリとストレージの音質差の原因はよく分からないというのが
      正直なところです。

      私がここで気になっているのは、メモリの方が音質がいいだろうと
      いうのは15年以上も昔から言われていたことなのに、
      結局、それが現実のものになったのがごく最近であるということと、
      バッファ(メモリ)を介した時に相変わらず音質の向上が実感でき
      ないという2点でしょうか。
      メモリの構造や接続上の違いだけではないような気がしています。

      日本のオーディオ業界が目先の理論で正しい判断を見失う状態が
      あまりに長く続いているので、(私は50年以上続いていると思ってます)
      私はあまり理論については考えたくないというのが正直なところです。

      感覚を優先してオーディオと向き合った時、理論がどれだけ音質の
      向上に役に立っていないのかが分かるようになりますが、
      そこまで行って初めて理論が生きてくるのかなと思っています。

      MPDに取り組んでいらっしゃる方々は、それを実際に実践されている
      方が多いのかなと私は思っています。

  3. 名前:Fuji 投稿日:2017/06/05(月) 18:21:46 ID:9fa3bf2f0 返信

    purepureさん、Fujiです。

    >15年以上も昔から言われていたことなのに、結局、それが現実のものになったのがごく最近であるということ

    私もWindows上で音楽を聴いていた頃にRamdiskからの再生を試みた事は有りますが、音質が向上したとは全く感じませんでした。しかしMPD上で再生すれば3.5HDDに比べて音質が向上した事がはっきりと分かります。この差は何かと言えば、MPDの場合OSが単純で音楽再生に必要の無い物は徹底的に排除する事が出来たからだと思っています。通常Windowsでは不可能ですから(JPLAYは別ですが)。以前purepureさんに音質向上グッズ、電源の改良等々で音質改善を図るより先に最高音質の再生ソフトを導入すべきと言ったのは、最高音質の再生ソフトを使用した方が音質改善の効果がよりはっきり確認出来るからです。

    • 名前:purepure 投稿日:2017/06/19(月) 02:30:03 ID:d19dbb596

      すみません、返信が遅くなりました。

      mpdの音質は確かに素晴らしいのですが、
      動作させるまでが大変すぎて、
      現役で仕事をされていらっしゃる方には
      なかなかお薦めできないなと思っています。

      私の環境ではWindows10が悪さしてる部分が多々あって、
      Windows10でのUSBDDCの設定と音質がLinuxでも引き継がれる
      あり得ない事象が発生しまして、そこで完全に力尽きました。

      私も、もう一回時間を取って再チャレンジする
      時間はもう二度と取れない気がしています。

  4. 名前:Fuji 投稿日:2017/06/20(火) 10:05:07 ID:13b208a62 返信

    purepureさん、Fujiです。

    >私も、もう一回時間を取って再チャレンジする時間はもう二度と取れない気がしています。

    その様な寂しい事は言わずにチャレンジして見て下さい。purepureさんの様にPCの知識があればMPDの構築は十分可能だと思います。それにLighmpdの構築は簡単ですし、何よりWindows上で編集作業が可能ですから実に楽です。(但し、LighmpdはNAS経由のみでHDD経由は不可)又、JplayはWindows上で動作しますから、それほど難しい事では有りません。

    さて、私自身PCにそれ程詳しい訳では有りませんが、何故LinuxによるPCオーディオにチャレンジしようかと思ったのかと言えば、PCオーディオは確かに利便性は抜群、PCの知識が少し有れば構築は簡単、だけど所詮PCオーディオなんてその程度の音しか出せない、PCオーディオなんて市販の少し高級なCDプレーヤーの足元にも及ばない、等々悪口ばかりがネット上に溢れていましたから。私はこの時、そんな事あるものかOSが単純でオーディオに特化したソフトが有れば、市販の少し高級なCDプレーヤーを凌駕するPCオーディオが構築出来る筈と常々思っていました。この頃はMPDなる言葉がネット上に度々話題になり始め、私もMPDの構築を試みた訳です。試行錯誤の末構築したMPDの音を聴いた時は、Windowsから出ていた音とは全く別世界の音でしたからこの時の感動は未だに忘れられません。その後色々と改良を加え今のMPDの音は既にKLIMAX DSやDSP-03等と互角と私自身勝手に思っています。

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