今回はファンクラブのコンサートでした。
なんか毎年やっているようです。
1月にもやるみたい。
しかしKOKIAの歌唱力と声量は圧倒的ですね。
細かいことはあと(追記)で書こうかな。
^^^^^^^^^^^^^^
曲についていろいろと
※会場:sonorium
100人ほどが収容できるミニホール。
ピアノのみでステージもないのですが、
天井はかなり高く、収録マイクもスピーカーも
付いていて設備は充実していました。
弾き語りしたのは最初の「傘を貸してあげて」だけ。
でも、これだけで元を取ったと思いました。
ボーカルとピアノの弾き手にも共通するのですが、
上手い人に共通しているのはffの強いところが
出せること以上に、ppの弱いところの表現が
実に上手いというところにあります。
結果として表現できる幅が広がるんです。
今の岩男潤子だとppの弱いところも負けてるもんなあ(TT
声でなくなっちゃったからfも苦しいし。
昔の声を蘇らせる方法はないものか。
メモ取ってなかったので曲は全部は覚えていませんが、
最後の曲でマイク無しで歌ったところがとてもよかった。
KOKIAの歌い方はあくまでPOPSなので、オペラ歌手のように
響かせることはできませんが、気持ちのこもったとても音色の
よい声が響いていました。
この音がオーディオで聞けると言うことなくなるんですが、
オフマイク収録になるから帯域バランス崩れて難しいんですよね。
まあ、生ならでは、ということで。
Jazzアレンジした曲も1曲ありましたが、
これはこれでよいものでした。
ピアニストが本領発揮してました。
音数を多くしてアレンジを入れるのが得意分野のようです。
これを聞いて、私が求めている伴奏の演奏クオリティって
相当高いポイントにあるんだなと思ったりしました。
ピアノに対してちょっと厳しすぎるのは生まれつきなので、
こればかりは多分、もう、仕方がない。
^^^^^^^^^^^^^^
MCについて
KOKIAになんでも質問できるコーナーがありまして、
ボーカル録音に関して専門的な質問が3つほど出てたのが
印象的でした。しかも女性ばかり。
収録の時に使っているコンデンサマイクは何?とか、
ミックス時にどの帯域を持ち上げている?とか。
ケーブルでも音違うんだよーとか言っていましたが、
あれは収録時の音の違いだろうなー。
聴き専のオーディオに理解があるかどうかは分かりません。
録音エンジニアの人も参加していたのですが、
KOKIAの収録は相当気を使っているようです。
ただ、最近のKOKIAは高域が少し掠れるようになったので、
CDに収録すると質感が大きく落ちてしまいます。
「Where to go my love」は分かりやすく質感が落ちてますし。
CDは高域(13Hz以上くらい)を正確に再現できないので
歪になってしまうんですよね。だから質感が落ちる。
これがSACDかハイレゾだったらちゃんと入るんだけど。
配信だけでもいいからやってくれないかなー、高音質音源の提供。
^^^^^^^^^^^^^^
ひとつ気になったMCが
ライブとCD収録で歌い方を変えているというものがありました。
収録の時にライブのように歌ってしまうと
聞き直したときに自己陶酔が強く感じるということで、
CD収録の時は少し冷静に歌うとのことです。
この「冷静さ」が私にはマイナスに感じるんですよね・・・。
CDを聞いていると、姿勢を正して譜面を見ながら
歌っている姿が見えるので。
ライブとCDで気持ちの入り方が違いすぎるので、
CDだと私の感動の閾値を超えなかったんですよ。
「Where to go my love?」は超えてきましたけど。
もう少しライブの感じを入れてくれてもいいのになと
思ってしまいます。