【自己肯定感】自己肯定感の低さと向き合うための教科書「毒になる親 一生苦しむ子供」

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普通の人が自己肯定感の低い人に対して何か言いたいなら、
最低でもこの本を読んでからにしましょう。

残念ながら、普通の(恵まれている)人には
自己肯定感が低くなった人の状況を全く理解できないため、
普通の人の「当たり前」という感覚は
自己肯定感の低い人にとってほとんどが有害になります。

毒になる親 一生苦しむ子ども (講談社+α文庫)
毒になる親 一生苦しむ子ども (講談社+α文庫)

著者:スーザン・フォワード
発売日:2001/10/18
価格:¥842

洋書の翻訳なので最初に読んだ時はそれほど私に響かなかったのですが、
洋書らしく対処方法から親との対決行動を行った時のフォローまで
書いてある良書なので、改めて紹介しておきます。

今回の記事を読む時の注意事項

私の記事は毒になる親に対抗するために容赦なく書いていますので、
自分は悪くないと思っていらっしゃる親の方が読むと
拒絶の意識が強くなるだけで問題解決が難しくなります。
そのため、できれば読まないことをお薦めします。

一方、親に苦しめられている子どもの方や、どうして子どもを
攻撃してしまうんだろうと悩んでいらっしゃる親の方であれば
読めると思います。

自分の責任で読むかどうかお決め下さい。
その結果は自分で負って下さい。

自己肯定感に関する良書として、洋書と和書の違い

洋書で有名なのはこの本を書かれている「スーザン・フォワード」の著書でしょう。
ただ、翻訳された文章なので表現が固く、いい意味でも悪い意味でも
筆者の感情が伝わってこないので、そこをどう受け止めるかだと思います。
一冊の本で必要な知識を一通り得られる良書ではあるのですが、
立ち向かう気力が出ないほど弱っている方が読んでも効果は薄いと思います。

一方、和書では加藤諦三氏の本を私は推しています。
子どもの自己肯定感を貶める親を絶対許さないという意志と、
自分が受けた苦しさや憎悪がにじみ出ているからこそ重く響く文章。
諦三氏の著書はそういう親に潰された子どもを救いたいんだという気持ちに
溢れているので、立ち向かう勇気を貰いたい方にはお薦めです。

子どもを貶める親は普通じゃないと思われるでしょうが、
アイツが悪いコイツが悪いと言ってばかりの人は根っこがみんな同じです。
残念ながら、こういう人は割合で考えると多い方だと思うくらいです。

普通の人が考える対処を行うと自分が潰されます。

ちょうどいいタイミングで素晴らしいレビューが

この本の一番上のレビュー記事が素晴らしい内容だったので
抜粋して補足しつつご紹介します。
かなり素晴らしい内容になっているので抜粋量が多いです。

心療内科の先生が、まったく同じことを言っていて、びっくりしました。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2GE9NNXP50WK4/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=4062565587/

全ての起点は家庭に

そこでようやく原因は職場より前に、親にあることを知りました。

考えるべき順番は、家庭>学校>職場です。
家庭がしっかりしていれば学校や職場で何かあっても
ある程度は対処できるのですが、それが普通の人には分かってもらえない。

親を許す必要はない

先生に、「無理して親を許す必要はないからね。」と言われ、びっくりしたのを覚えています。
本にも同じことが書いてありました。

私が書いた過去の記事にも、許す必要がないという内容があります。

とある記事について「親に愛されてきた人が語る決定的に間違った毒親との関係」
1つ前の記事で紹介したものです。 親に愛されてきた人が語る決定的に間違った毒親との関係 今回見つけた中ではこれが一番的確な...

自己肯定感の低さから抜け出すには親との対決が必要なので、
許す必要はないというのが大方の意見で私もそう思います。
自己肯定感の低さから完全に抜け出して自分が自立した時に、
自然と許せるようになります。(正確には諦めの境地ですが)

抜け出す前に許して回復速度を上げるという難易度の高い技あるのですが、
この方法は本当に抜け出す糸口が見つからない時にやるべきものと思います。
こちらは下手な修行よりずっと苦しいので、あまりお薦めしません。

最初に労るべきは子ども時代の自分

自分がいかに親からひどい仕打ちを受けて来たか、ようやく自分でも分かり、
この本を読んで、たくさんの人が同じ目に遭っているのを知りました。
これまでの自分があまりにかわいそうで、1ヶ月毎日大泣きしました。

子ども時代の自分を想って泣くのはかなり有効な手段で、
そういう解決法を提示している本もあったような・・・。
私はこの方法が親に対しても子どもに対しても非常に有効な
特効薬だと思っています。

様々な空気や圧力よって多くの日本人は自分の感覚を失っていますから、
自分は苦しかったんだという自覚を最初にすべきだと思います。

(補足)自己肯定感に纏わる問題を確実に好転させる黄金パターン

他人を許せない人は、その前に自分が許せない
->自分を許せないのは、親に許してもらえなかった過去の記憶があるから
->自分が子どもの時の自分を許すことで、心の氷を溶かしていく

というやり方は自己肯定感に纏わる問題を確実に好転させる黄金パターン
だと私は思っていますが、どこかの本に書いてあったかな・・・。

心に傷を負っている人は自分を守るために他人の意見を無意識に拒絶
するようにしていますので、そこに気づいて自ら意識を変えていこうと
するのはかなり難しいです。

周りの人ができることは、ひたすら待つくらいしかありません。

こういうことは特別なことじゃない

この本を読んで、「私に起きたことは、特別な話ではない。」ことがわかり、
親には、この本の中で一番当てはまる文面をメールで送り、決別しました。

そんなこと普通じゃあり得ないと言う人の方が当事者だったり
することが非常に多いので、このお話はものすごくややこしいです。

人の苦しみは、同等以上の苦しさを味わった人じゃないと分からないようです。
どうして分からないんだと憤っても仕方ありません。
そういう経験がない人には絶対にわからないのですから。

「距離を取る」という最善の対処方法

電話も会うのもまったくやめました。なぜなら、親が私にやったことを、
私も同じことを自分のかわいい息子にやっていたのに気づいたから。

人は変わりません。なので自分が行動を変える必要があります。
自己肯定感を貶める相手から距離を取る、
これだけで自己肯定感に関連する問題の大半は解決します。

なお、このレビューの方のように自分の子どもに対して自分の親と
同じことをしていたことに気づくのは容易ではないのですが、
子ども時代の自分を労ることができれば、決して難しいことではありません。

幸せは願わないとやってこない

自分の人生は親のためにあるものではありません。
自分は幸せになっていいのです。幸せになるのは、罪じゃないんです。
そのためには、毒になるのはきっぱり断っていいんです。

今、自分は幸せになっちゃいけないと思っている人が多いと感じます。
これも今の日本を狂わせている原因の1つですよね。

苦しいと感じるのは正しいと思っていることが間違っているからなのに。
正しいことを選択すれば心が軽くなり、確実に状況は好転します。
自分を幸せにすることがすべての始まりで、
それをしないと他人を幸せにすることもできないのですが。

今回のハイライト。鶏が先か卵が先か

(注意1)
 この項目は子どもを持つ親の方に向けて書いています。
 子ども側の視点で読むと意味が通じなくなりますのでご注意ください。

(注意2)
 子ども側は、親が可哀想などと思う必要はありません。
 親は親でその問題を自分で解決しないといけないため、
 子どもが親を庇うとすごい勢いで不幸になっていきます。
 私の環境はこのパターンも併発していたため、状況は深刻を極めました。

鶏が先か卵が先か

無口だった息子は、とてもよくしゃべるようになりました。
たくさん笑うようになりました。
息子は無口だったのではなく、毒だった私のせいで、しゃべれなかったのでした。
間に合って、よかった。

この部分がこのレビューのハイライトです。

子どもに問題がある場合は必ず親に問題があります。
それを子どもが親の鏡として写している。
起きていることはたったそれだけ。

では、親(自分)はどうして毒になってしまったのか?
ここに考えが至れば、その人は確実に状況を変えられるようになるでしょう。
親も、自分の親から毒を受けてそうなったんです。

日本人は基本的にどうしようもなくコミュ症なので、
そうやって先祖代々脈々と馬鹿な事を続けているんです。
それに気づけば、状況は簡単に変えられます。

子どもを潰す親は確かに悪い。
でも、親(自分)は親の親の毒を受けてそうなってしまった。
なので、親(自分)がすべきことは、親に責められて辛かったよねと
自分の心にある子ども時代の自分を労ること。
それだけで、自分の子どもにはその毒を背負わせなくて済みます。

物事には絶対不変の流れというものがあります。
高いところから低いところ、年齢の高い人から低い人へ。
この順序は絶対に変わりません。

下流で問題が発生すれば絶対に上流に問題があり、
子どもに問題があれば、その問題の根底は絶対に親にあります。
親がそこから目を背けているから子どもが弱る。ただそれだけ。

どうしてそれだけのことを分かろうとせず、
自分は間違っていないと子どもを攻撃し続けるのか。

自己肯定感の低さを解決する方法のまとめ

紹介した本に書いてある解決法とはちょっと違うのですが、
今の私が正しいと思っている解決法をまとめておきます。

親側がすべきこと:(子どもに毒を負わせない方法)

・自分が子ども時代に親から受けた傷があることを認め、自分の心を癒やす。
・子どもの問題だと思っていたものは、
 全て自分の問題だったということを認める。

子ども側がすべきこと:(親からの毒を回避する方法)

・親が変わってくれることを期待しない。
・自分が悪いと自分を攻撃しない。
・親の話を徹底的に受け流す。
・親から距離を取る。(そのためには、さっさと働くのが一番)

「親から距離を取る」ことについて

私の言葉で少し補足します。

働いて自立しないと親から距離を取ることができません。
働くには身体や心を壊しちゃダメですし、
勉強はある程度出来た方が間違いなく有利です。
なお、自己肯定感に関係なく仕事で身体を壊した人は私の周りに山ほどいます。
それが今の日本の労働の現状なので、ますます自分で自分の身体と心を守る
必要性が増しています。

ですから、学生の方であれば今できることを1つずつやっていくことが、
今の状況から抜け出すために必要なことだと思います

自己肯定感に関する記事をいろいろ書いている私が状況を
変えられないのは、身体を完全に壊しているために
親から距離を取ることができないというのが最大の要因です。

なんとか身体は回復基調になってきましたが、
自己肯定感の低い人たちが一番最初に行う「自分は悪い」という
考え方を私もやっていたため、私は生きてきた時間の大半を、
30年以上の時間を無駄にしています。

せめて他の方は、私と同じ失敗をしないで欲しいと思っています。

大事なことがもう1つ

「そういう環境に自分が置かれているということに意味がある」
ということも考えるといいですよ。

ここに考えが及ばないと、なんで自分ばかりこんな目に遭うんだ
という点に執着して、抜け出すのが難しくなりますから。

(補足)加藤諦三氏の本にはクセがあるのですが

諦三氏の本の内容を誤解されている方があまりにも多いので、
参考になりそうなレビューを1つご紹介します。

加藤諦三著 心の休ませ方 (PHP文庫)より

心の休ませ方 (PHP文庫)
心の休ませ方 (PHP文庫)
発売日:2006/10/03
参考価格:¥ 514

低評価をしている人達は本当の意味で内容を理解できていないように見える
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R3ELRHN3OH7DUV/ref=cm_cr_arp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=4569667090

一部抜粋します。

傷を治すときにも、傷口から膿を出すときには痛みを伴う。同じように心の膿を取り出す著書のストレートな言葉の数々は、
抑制型で、心の病を抱える人達にとっては胸をえぐるように感じるかもしれない。
僕自身も、特に後半の人間関係や「決断をする」の部分において身にしみるような部分がたくさんあった。
しかしそれらはいたずらに読者を苦しめるための文ではない。

著書の中に「幸せになる第一歩は自覚である。現実を認める事である。まず自覚が先である。」という一文がある。
この言葉は心を不健康な状態から健康な状態にするうえでの核心を突いている。
この本でひたすら原因を説明されるのは、その自覚をするために必要だからだと思う。

この本に限ったことではないが、可能ならこの本に限らず色々な本を読むべきだし、この本を読むときにも
救ってもらおうとする受け身の態度ではなく、この本を通してなにかを学び取ろうとする能動的な姿勢が大切。
しかしもうそんな気力もないほどに疲れているのならゆっくりと休む事が大切だと著者もこの本で述べている。

私からの補足はありません。状況を変えたいなら読みましょう。
自分を変えられるのは自分だけです。

医者や毒になってしまった親が自分を救ってくれることはありませんし、
ただ傷を舐め会う関係に逃げていても回復は望めません。
いつかは自分に傷を負わせた相手に立ち向かうことが必要なのだと思います。

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