自己肯定感の低い人必見。加藤諦三「心の生理学」

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少し前の記事で紹介した加藤諦三氏の本です。
自己肯定感の低さを体験した人にしか書けない内容が読めます。

そしていつもの通り、普通の方が読んでも意味を汲み取れません。
それはAmazonレビューを見て頂ければよく分かると思います。

心の整理学 (PHP文庫)
心の整理学 (PHP文庫)
発売日:2012/10/03
売価:¥185

細かい部分は後日修正したい・・・けど、時間取れるかな。

目次の一覧はこちら

第1章 最悪を考えると、今がラクになる
第2章 心の整理とは現実を見つめること
第3章 燃え尽きる人は捨てられない人
第4章 思い込みが苦しみを作る
第5章 どこが耐えられないか自問する
第6章 ものごとは解釈によって変わる
第7章 高すぎる期待が不幸を生む
第8章 心の眼で見なければ真実は分からない

もちろん小項目もありますが、ここでは大きなものだけ紹介します。
薄い文庫本なので少ししか書かれていない章もありますが、
目次だけでいろいろ見えてくるものがありますよね。

私がお薦めしたいのは6、7、8章です。
自己肯定感がよく分かっていない方は
2、4章なども新しい発見があっていいと思います。

なお、私が一番お薦めしたいのは8章です。
ここだけを読んでも、ここを一番最初に読んでもいいと思います。

加藤諦三氏がどれだけ苦労したのかということと、
私もそれに迫る勢いで大変だったということが
分かる内容になっていてちょっと複雑でした。

第6章「ものごとは解釈によって変わる」

その考え方は貴方が自分で考えたもの?
周りから押し付けられたもの?
一般的な見解をさも自分の考えみたいに思い込んでいませんか?

というのが主題。

「物事の受け止め方を変える」

というのは、最近私が記事でそこそこ書いている内容ですが、
私よりも掘り下げて書かれています。

この章ではこんなものもありました。

人間は言葉に頼ると、ものが見えなくなる

私のブログのメインコンテンツであるオーディオの分野で
私しか言っていないけどずっと言い続けていることが
こんなところで書かれるのかーと、そんなことを思いましたよ。

レッテル貼りは回りまわって自分を不幸にするだけなので
本当に止めたほうがいいですよ。

第7章「高すぎる期待が不幸を生む」

これは自分自身に対してもですが、
親が子供に対して行う最悪のフィルタがこれですよね。

私が歩いてきた道の特性上、親の高すぎる期待に潰された
タイプの自己肯定感の低い人を多く見てきたので、
余計にそう(最悪だと)思います。

自分に対して行うマイナス方向のレッテル貼りが自分を一番不幸に
するのですが、それを打ち破るためのとてもいい内容が書かれています。

第8章「心の眼で見なければ真実は分からない」

この章がこの本の主題。
他の本では絶対に読めない内容なので是非読んで下さい。
第8章だけを延々と読んでも意味があると思います。

この章は、自己肯定感の低さを乗り越えた人にしか書けなくて、
普通の人からは絶対に得ることができない、
自己肯定感の低い人には不可欠な視点が得られる
大変貴重な内容になっています。

どうしよう、ちょっと引用しようと思ったら引用だらけになりそうな雰囲気。
珠玉のものばかりで逆に困ってしまうくらいです。

第8章は少し?引用します

ある子どもである。三〇問の宿題が出た。子どもは頑張った。それなのに母親は「七問残っている」と言った。

これは母親の方が問題。

よくある光景です。

自分の器がわかっていれば、自分に対して非現実的な要求をしない。それが自分の基準があるということである。基準がないから、親になったら今度は「自分の愛をキリストのような愛」と錯覚する。

そしてキリストのような愛でなければいけないと思い込む。こういう人は自分の限界が分からなくて走っている。

この感覚が分かる人がどれだけいるのか分かりませんが、
この感覚が痛いほど分かる私は異端だということはよく分かります。
キリストを例に出してますけど、わざわざそこにキリストを出す意味も
本当によく分かってしまう自分がちょっと嫌。

似たような例を1つ。

スケート選手の羽生結弦さんが世界歴代最高得点を出した時の
インタビューで「自分はまだまだだ」という意味のコメントをしたのですが、
このインタビューを見て「なんて謙虚なんだ」という反応をした
世間の人に対して、私は不快感を隠すことができませんでした。

それは「あまりにも高すぎる期待が人を壊す」ということを
何も分かっていない人の反応だったからで、それで潰されてきた
私や私が見てきた自己肯定感の低い人のことを思うと、
不快にならない訳がないんですよ。

最高ではなく最善を目指す

最高を目指すと次善手を選べずに最悪手を選び続けることになるのですが、
まさか私以外にそんなことを書く人がいるとは思ってなかったです。
私は最善手ですら高すぎる目標だと思っていますよ。

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肉体的なハンディキャップは眼に見える。しかし心理的なハンディキャップは眼に見えない。経済的なハンディキャップは眼に見える。しかり心理的なハンディキャップは眼に見えない。

人は貧しさに耐えると、「よく頑張った」と言う。しかし私くらいの年齢であればほとんどの人は、食べるものもなく着るものもなく飢えと寒さで死にそうになった体験をしている。

(一部省略)

今の時代もっとも辛いのは、うつ病になるような人が体験している「愛の貧しさ」である。

私も上の内容は長く長く思っていたことですが、
(人に話したことは何度もありますが書いたかどうかは覚えてないです)
この内容を私が言っても通用しないんですよね。

「あの飢えと貧しさを経験したことがない人が何を言う」で終わり。

なので、実際に経験された方が「愛の貧しさ」の方が重いんだという
ことを言って頂けるのは大変有難いです。

しかし世の中の評価に負けて、自分をダメ人間と諦めてはいけない。あなたにはすごい力がある。それを信じなさい。いつかそのすごい力が外部の世界でも花咲く日が来る。独りよがりで我が儘勝手な感情をむき出しにして生きている人などより、たくましい人間になれる日が来る。

自分を信じ、勝利を信じる。決して自分を諦めない。それが賢くてたくましい人である。それが表面的に弱く見えても、本当は賢くてたくましい人である。

ここの部分に溢れる氏の想いを感じ取って頂ければと。
どこかのヴィルヘルムさんの言ったことに似ているのは仕様です。
答えを掴んだ人の思考はどうしたって似るのですよ。

私も、自己肯定感の低い人の方がよっぽど能力もあるし頑張っているという
結論にしかならなかったので、この部分にはとても惹かれるものがあります。

あなたを攻撃してくる人は、決してあなたが思うほど強い人達ではない。
例えば、彼らには本来攻撃するべき対象はほかにあるに違いない。しかしその人を攻撃するのが怖い。だから、弱いあなたに敵意を向けたのである。

「この人は反撃してこない」とにらんだあなたに攻撃を仕掛けてきたのである。

これは少し前に私が書いた記事とリンクする内容でしょうか。

「自分が悪いから攻撃されるのではない」ということは書きましたが、
「弱いから攻撃されただけだ」ということは私には書けませんでした。
氏の仰るように、ちゃんと反撃すれば攻撃されることも減るのかもしれません。

いじめに対抗するのにもっともいい方法は
「関わった方が損だと思わせる」ことなのですが、
・・・まあ、それができればいろいろ苦労しないですよね。

それが通用するのは学生時代の間だけでしょうし、
この内容を必要な時に教えて貰える人はほとんどいないでしょうから。

誰からも嫌われない人などいない。誰からも憎まれない人生などない。
八方美人の人は、そうした非現実的なほど高い期待をしているのである。

「八方美人」に対するこの指摘は初めて見るかも。

「八方美人は非現実なほど高い期待の裏返し」と書きたくなったのですが、
意味合いは少しズレてしまうかな?

P.223
あなたは本当に弱い人か

ここが第8章の最大のハイライト。

これは自己肯定感の低さを経験し、克服した人にしか書けません。
是非お読みください。

一文だけ紹介します。

「心の眼」で評価すれば、そう言って、自信を失っている人のほうがずっと強い人であり、たくましい人であるということがいくらでもある。
そしてそういう人は、何よりもやさしい人である。

少し前に引用した部分と同じ、氏の想いが溢れている箇所です。
(本当は賢くてたくましい人である。って部分)

自己肯定感の低い人が劣等であるということは決して無いです。
あり得ません。

それは自己肯定感の低さを克服したすべての人が思う
共通の想いなのかもしれません。

心の整理学 (PHP文庫)
心の整理学 (PHP文庫)
発売日:2012/10/03
売価:¥185

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