中村製作所のアモルメットコア。音の変化はファインメットに似ています

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試聴会に参加してきました。
ノイズ除去効果はアモルメットコアの方が大きいようですが、
変化の方向性はファインメットと極めて似ている気がしました。

公式サイトの要所を抜粋します

公式サイトはこちら。
今のところここからしか買えないようです。
中村製作所 アモルメットコア

Amormet™(アモルメット)コアの使用箇所

コモンモードチョークコイルは音声信号等に対しては一切の影響を与えず高周波のノイズに対してのみ大きな抵抗として働きノイズを防止します。

音質向上に効果的な使用箇所は、主としてCDプレーヤー、DACの出力コード等オーディオ機器間のラインケーブル(インターコネクトケーブル)、スピーカーケーブル、ACアダプターのDC出力コード等です。

信号系に使うのがメインで、DC系にも使えるコアのようです。

Amormet™(アモルメット)コアの大きさの選び方

必要以上に大きな物はコアが大きくてもノイズを防止する効果がかえって減少してしまうこともあります。

私はこの記述を初めて見ました。
今までは大きければ大きいほどいいと言われていた気がします。
フェライトコアですと大きい方が抵抗値が高くなっていました。

Amormet™(アモルメット)コアの使い方

大切なことはラインケーブルでもスピーカーケーブルでも「全てプラスマイナスを必ず一緒に通すこと」です。これでノイズ防止に最も効果的なコモンモードチョークとして動作します。

1つのラインケーブル等に2個のコアを使用して、プラス側マイナス側それぞれにコアを入れている例をインターネット上で多く見かけますが、アモルメットコアにおいてはそのような使い方は電気的にも音質的にも好ましいものではありません。

コモンモードチョークとして使うために、
プラスマイナスのケーブルを2本一緒に通します。
ここはかなり注意されていました。

なお、私はファインメットコアで片方ずつ通す方法を採用しています。
この方法はノーマルモードチョークとして作用するようです。

ファインメットをテストしてみた。なんで音が良くなるの?これ
ファインメット 可飽和コア 4個 MP1006LF3T 全長6.4mm 直径11.4mm 穴径4.8mm 価格:¥1,900 ...

このあたりは村田製作所の説明が分かりやすいので
詳しいことを知りたい方はこちらをご覧ください。
http://www.murata.com/ja-jp/products/emc/emifil/knowhow/basic/chapter05-p1

中央付近の以下の2つの図が分かりやすいと思います。

【図5-2-8】ノーマルモードに対するフィルタの構成例
【図5-2-9】コモンモードに対するフィルタの基本構成

コアの種類の一部を抜粋しました

詳細は公式サイトをご覧ください。
こちらでは加工なしでそのままケーブルに通せそうな
大きさのコアを抜粋しています。

品名 外径寸法 穴径 厚さ 磁気特性 カラー 価格(税抜)
Amormet NS-221 Φ22.5±0.5 Φ10mm 12mm 超Hiμ材 コモンモード専用 ホワイト 3,200円
Amormet NS-285 Φ28±0.5 Φ14mm 13mm 超Hiμ材 コモンモード専用 ホワイト 7,800円

少し大きくなるだけで価格が異様に高くなります。
最近のケーブルは太いものが多いので、
出先で試したりする場合は大きいコアの方がいいかもしれません。

ハンダで自作できるなら、ケーブルが通る最低限の
大きさのものがいいようです。

で、肝心の音はどうなの?

ノイズ除去の効果はアモルメットの方がずっと上だと感じましたが、
その他の変化はファインメットに随分と似ています。
色が濃くなること、音楽が面白くなることがメリットで、
僅かに音が重く粘度が上がるのがデメリットでしょうか。

磁性体を使うと大体こんな感じになりますので、
このデメリットをどれだけ許容できるかがポイントになりそうです。
(多分、プリをお使いの方は気にならないと思います)

アモルファス合金を上手い具合に結晶化させたのがファインメットで、
アモルメットは「アモルファス+ファインメット」という感じで
名前をつけているように見えるのですが、うーむ。
使ってる素材はかなり近いのでしょうか。

アモルメットはファインメットと違って
信号線にも使えるのが最大のメリットだと思いますが、
コスト的な意味で使いすぎには注意した方がいいかもしれません。
確実に音質をよくしたいなら機材にお金を使う方がいいですから。

タップが随分と効果が大きかったです

アモルメットコアを3つ使った電源タップが同時に発売されているのですが、
こちらはノイズ測定器で目に見えてノイズが減っていました。
ただ、どういう作用が働いているのかいまいちよく分かりません。
(数値が300台から16になっていました)

Power Line Cleaner PLC-02 
http://ns-t.com/products/trans/nsit71.html

音は聴いていないので何とも言えませんが、
最近流行のあのノイズチェッカー、どこかで安く売っていないでしょうか。

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