「一人交換日記」7通目感想。圧巻。そして凄まじい #永田カビ

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今までのお話は割と時間を掛けて考えてまとめたことが
内容から伺えましたが、今回はリアルタイムに心が動く様が見れます。

母親に漫画を見られてしまい、
父親にも見られしまいそうというところから、
見られてしまうところまでの心の葛藤が書かれています。

自分を傷つけた人には何も期待してはいけない、
ということがよくわかると思います。

ここの心の描写の上手さがもう、ほんと、ここまで来ると
うらやましいという領域をあっさりと通り越すと思うのですよ。
この回の凄まじさを理解できる方が、
一体どのくらいいるというのでしょうか。

「一人交換日記」7通目
https://comic.pixiv.net/viewer/stories/15177

永田カビ「一人交換日記」pixivコミック
https://comic.pixiv.net/works/2308

個別に要所を紹介します

全部貼り付けたくなるこの衝動を抑えるのが大変です。

nagata_2016-0808a

自分の子供のことを一切心配していません。

nagata_2016-0808d

nagata_2016-0808e

自分の子供がどれだけ苦しかったのかについては全スルー。
心配するのは自分の世間体ばかり。

この母親だけが異常とおっしゃいますか?
いえいえ、何をおっしゃる。
これが世間で普通と言われている人の行動ですよ?

別に珍しくも何ともないです。
本当に珍しくも何ともないです。

nagata_2016-0808f

この気持ちを理解できる人が、一体どれだけいるというのか。
この一言が貰えない。どれだけ頑張っても貰えないんです。
貰うのはいつも愚痴と小言。そして崩れていく体調。

nagata_2016-0808g

このくらい危機感がズレるのは普通です。

頑張りすぎて身動きできなくなった私に「何をサボっているんだ」
発作で寝ることも動くこともできなくなった私に「明日には治るんだろ?」

別に親子関係だけじゃなく、仕事場などでもこんな状況は
ありふれているじゃないですか。
「狂ってる」以外の何物でもないですよ。

nagata_2016-0808h

加害者側が被害者側の気持ちを理解することはできません。
自分が被害者側にならないかぎり不可能です。
人間とはそういうものです。

nagata_2016-0808i

ここの描写とか凄すぎて私の方で補足すらできないです。
補足しないと伝わらないんでしょうけど私の力量では足りません。

身体の中にあるバケツに穴が開いている描写とか、
私も全く同じ経験を、同じ感覚を味わっているので、
もうただただ凄いとしか言うことができません。

漫画で描写されている見えない包丁も、ほんとね。
私にも数百本と刺さってますよ。
人の考えるイメージってどういう訳か似るのですね。

この作品の意義は計り知れない

我慢を強要する人には分からない、
周りの人に大人になれと言う人にも分からない、
自己肯定感の低い人を小馬鹿にする人にも分からない。
永田さんの作品は、同じ思いをした人にしか伝わらない。

そういう人が急増している今だからこそ評価されるという
悲しい作品ですが、自己肯定感の低い人の心情を
表現できた本がこれまで皆無だったところに、
いきなり100%を表現した作品が登場した意義は計り知れません。

研究者側から正しい視点での本が出てくることはないでしょう。
無理です。研究する時間が今まで何十年もあったのに、
誰も理解しようとしていないのですから、無理です。
今後、自己肯定感の低い人を救う本が出てくるとしたら、
それは永田さんの漫画から広がるコミュニティから出てくるでしょう。

永田さんの作品は日本のカウンセラー必見の作品と言えます。
尤も、この作品が諸外国で理解されるかどうかは分かりませんが。

そして、もう効果が出始めています

永田さん関連でまたいい記事を見かけましたので、
今週中には紹介したいと思います。

こちらの記事になります。

永田さん関連で見つけた深いツイートを1つ紹介します #永田カビ
あと永田カビ氏の一人交換日記にでている「依存先が多い人が、自立できてる人」という話 も自分は障害者の自立という文脈で知ったんだった。&md...

関連記事はこちらから

そして見つけた、自己肯定感に関する奇跡の良書 #永田カビ
自己肯定感が低くなる理由と、 自己肯定感が低い人の思考がとてもよく分かる一冊。 そして、きっかけは親であるけれど、その後は ...

「永田カビ」さんの関連記事はこちら
http://purepure.wp.xdomain.jp/?s=永田カビ

カテゴリ「自己肯定感」の関連記事はこちら
http://purepure.wp.xdomain.jp/archives/category/self-affirmation

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『「一人交換日記」7通目感想。圧巻。そして凄まじい #永田カビ』へのコメント

  1. 名前:νガンダム 投稿日:2017/04/29(土) 23:07:50 ID:0b8ab585c 返信

    永田さん自身には非がなく、
    親が全面的に悪いってこと
    ですか?

    • 名前:purepure 投稿日:2017/04/30(日) 20:13:48 ID:5af0bfc65

      コメント有難うございます。

      どのような内容の回答をご希望でしょうか。
      徒然に書いていたら草書の段階で1700字くらいになって
      しまいまして、どうしたものかと困っています。

      「単に、誰が悪いのかが知りたい」というシンプルな質問であれば、
      「コミュニケーションを取る努力を怠った人が最も悪い」
      という回答になりますが、いい悪いの視点だけで考えると
      確実に正しい道を踏み外すのでお気をつけ下さい。

  2. 名前:νガンダム 投稿日:2017/05/01(月) 12:23:26 ID:c30dec55a 返信

    返信いただきありがとうございます。
    初見の挨拶もなしに失礼しました。

    最初のコメントは、そのままの意味です。
    永田先生の描かれた漫画についていくつ
    かのサイトを拝見しましたが、賛同や共
    感を得ている感想や意見の多くに永田先
    生の家族について、絶対悪とも取れる考
    えが散見されます。

    「普通」や「常識」が必ずしも正しさを担保
    しないことは分かります。場合によって
    はそれが人を深く傷つけることがあるこ
    とも。ただ、世間や社会がそれを基準と
    して動いているのも事実です。

    親として子にアルバイトではなく正社員
    を望むのは当然だし自然です。
    また、娘がレズ風俗のルポを漫画にして、
    その漫画に自分(親)が登場していた。
    事前に了承を得ているのならともかく、
    いきなりその事実をしって衝撃を受けな
    い人間って、どれだけいます?

    それを知った親が「直接話をしたい」とい
    う申し出にも否定的なことを描いていま
    す。経るべき手順を踏まずに、勝手に漫
    画に登場させておきながら話し合いは拒
    否。正直、「なに言ってんだコイツ⁉」
    としか思えない。

    永田さんには永田さんの考え、意見があ
    るように、母親や父親にだって言いたい
    ことがあるはずです。

    永田さんは被害者で、家族は加害者であ
    るという一方的な決めつけは、果たして
    正しいのでしょうか?

    “普通の人”だって心は傷つくんですよ。
    何だか、その考えがすっぽり抜け落ちて
    いると思います。心が傷ついた被害者は、
    自分が誰かの心を傷つける加害者になる
    想像はできないんでしょうか。

    上手く纏められず、しかも長々と失礼し
    ました。

    • 名前:purepure 投稿日:2017/05/01(月) 15:13:05 ID:1c5ca779a

      詳しい内容を有難うございます。

      うーん、その視点ですと、私の方でお答えするのは難しいです。
      自己肯定感カテゴリで何度も書いていますが、普通の人は
      与えられてきた側としての視点でしか考えられないのが自然です。
      「自分達は配慮されて当然だ、悪いことをする人が全て悪い」という視点ですね。

      自己肯定感を失う経験をしてきた人たちの多くは抜け出せないまま終わりますが、
      抜け出すことに成功した人ですら「普通の人」が最も強大な敵となります。
      例外はおそらくないと思います。
      人は、経験したことが無いものを想像するということが難しいようです。

      今までも記事で幾つか紹介してきましたので、
      それを読んで頂いて視点が変わるようなことがあって、
      その上で私に聞きたいことがありましたら、またコメントを頂ければと思います。

      永田さんを許せないと思っている方に。

      【書評】【どうしても「許せない」人】これは多くの方に刺さるのではないかと思います
      http://purepure.wp.xdomain.jp/archives/4505

      永田さんを許せないと思う、普通という強者がよく間違う感覚

      もしも誰かを救うなら by #ラブホの上野さん(9/16更新)
      http://purepure.wp.xdomain.jp/archives/4236

      普通の人と自己肯定感の低い人は基準が違う

      周りが正しいと思うほど壊れていくのが自己肯定感の低い人の特徴
      http://purepure.wp.xdomain.jp/archives/4397

      当事者じゃないと分からないもの

      とある記事について「親に愛されてきた人が語る決定的に間違った毒親との関係」
      http://purepure.wp.xdomain.jp/archives/4531

      こういう時、もう少し詳しく記事を書いておけばよかったと思うのですが、
      キリがないんですよね。

      私の方で1つアドバイスできるとするなら、自己肯定感の低い人向けの内容を
      読んで不快に思われる普通の方は、そのまま読まない方がいいと思います。
      自己肯定感が低くなってこういう内容のものと格闘しないといけない
      定めの人と、戦うポイントが違うと思うんですよ。

    • 名前:purepure 投稿日:2017/05/01(月) 17:25:08 ID:1c5ca779a

      追記で少しだけ。

      「道義的に許されるのか」という視点で永田さんの作品を語ることに
      関しては、作品の論点と違うので止めてほしいと私は思っています。

      >親が「直接話をしたい」~

      ここに関してですが、私も永田さんと同じ対応をします。
      なぜなら、話をしても無意味なことは、今まで生きてきた人生で、
      それこそ魂を削られるレベルで思い知らされているからです。
      まあ、そうやって考えを切り変えられたのはほんの一ヶ月前ですけど。

      尤も、「空気を読んで自分の考えを理解してくれ」と永田さんが
      思っていてずっと対話を拒否していた場合は、当然別問題です。

      結局、限られた情報で誰が悪いかを議論をすること自体が無意味なんですよ。

  3. 名前:νガンダム 投稿日:2017/05/01(月) 23:44:18 ID:de443856b 返信

    丁寧な返信ありがとうございます。
    紹介していただいた記事は読ませて
    いただきます。

    「話をしても無意味」
    この部分に関しては、実は分からない
    ではありません。
    私は難病を二つ抱えています。数年前
    には命に関わる病気をしました(後遺症
    で障害者手帳保持者です)。難病二つ、
    命に関わる病気それぞれ関連がなく、独
    立した疾患です。

    それぞれに共通していることは、外見上
    ぱっと見は分からないという点です(体の
    後遺症ですが、障害者のカテゴライズで
    は精神障害者になる。何故かは不明)。

    特に難病の一つは子供の頃から患ってい
    ますが、マイナーな病気だからか理解は
    難しいようです。

    ある程度歳を経て、自分自身で病気のこ
    と、恐らく治らないことが分かった時点
    で、「分かって貰う努力」を放棄しました。
    私はそのこと自体を自然に受け入れたた
    め、「分かって貰えない辛さ」を感じるこ
    とはなかった。

    そのため、もう一つの難病も、後遺症に
    ついても、家族に最低限の説明はします
    が、特に理解は求めません。私にとって
    「病気の理解を求めるのは甘え」というの
    が根底にあるからです。

    ただ、それは「話し合い」を拒否する理由
    にはならないんですよね。書きながら思
    いましたが、「普通」という言葉に反発し
    てたのかもしれない。やっぱり上手く纏
    められない。すみません。

    以後、コメントは控えます。失礼しました。

    • 名前:purepure 投稿日:2017/05/02(火) 01:34:12 ID:ca5fc3131

      それぞれの人に矜持があるのは当然だと思います。

      私は、心を壊すほど追い込まれた人に対して
      「甘えている」とは口が裂けても言えません。
      周りの人がその人に甘えていることが少なくないからです。

      難病指定を受けて闘病されている方も大変でしょうし、
      その一方で、難病指定の方と同等以上の大変な状況に
      追い込まれているのに難病指定を受けられず、
      自活できない状況に追い込まれている方も少なくないでしょう。

      私は、追い込まれている人を「甘えている」と言って一蹴する世界より、
      周りが少しでもいいから手を貸し、少しずつでもいいから光を増やす
      好循環が行われる世界を望みたいです。

      様々な要因で追い込まれている人が急増している今の日本で、
      だれもかれもが「アイツが悪い、コイツが悪い」と言ってお互いの首を
      絞め合うこの息苦しい状況を、どうして正しいと言えるのでしょう。

      私には、弱い者探しをして憂さ晴らししているようにしか見えません。
      それが甘ちゃんのヌルい考えだと言われようと、その甘い考え方で
      普通の人が救えなかった人を何人も救ったという事実を、
      私は、私だけは大事にしないといけないと思っています。

      それが親に歯向かうことを許されなかった私の、子供じみた矜持です。

  4. 名前:νガンダム 投稿日:2017/05/02(火) 06:14:02 ID:45dfdc4a0 返信

    おはようございます。
    「コメントは控えます」と言っておき
    ながら、舌の根も乾かぬうちに、す
    みません。

    本題とは無関係ですが、難病につい
    て世間でも勘違いしている人が多い
    ので、書かせてさください。

    病気に関する法律はいくつかあり、
    病気の種類や程度によって行政の
    対応も様々ですが、「難病=公費負担」
    とは限りません。私の場合は二つ
    とも公費負担はなしです。専門機関
    に相談しましたが、「難病二つの
    併せ技でも駄目なんです…」と言われ
    ました。

    私も「難病指定されれば治療費は免除
    されるかな?」と思っていましたが、
    実質なんの補助もなし。「この難病指
    定は何のため?」という感じ。

    長い間患ってきた病気はここ数年で
    難病指定されたので、所属していた
    コミュニティーでは最初期待がでま
    したが、現在は…という状態です。

    本題とは無関係のコメント、大変
    失礼いたしました。

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