ヘッドホン祭 2015秋に行ってきました

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先日、10月24日、25日に開催されました。
全部は回れていないので行けたところだけでも。

検索用:感想、レビュー

SONY

ZX2と新製品のZX100を視聴しました。

ZX2は銀座で展示されたばかりの時に感じたモコモコ音は
大きく改善されていましたが、それ以上の感想はありません。
ZX2もZX100も私が使うことはないです。

Acoustic Research

携帯プレイヤーのAR-M2を視聴しました。
少し前の製品のようです。

優しい耳当たりと音楽のまとまりの良さを感じました。
大きくて重く価格もかなり高いですが、
長く聴けそうなプレイヤーと感じたのはこれが初めてかかな?
ボリュームが物理的に動きやすいことだけが悩みどころ。

移動中に音楽を聴けなくても困っていないため、
型落ちしてから中古で狙いたいと思います。

Acoustic Research AR-M2
Acoustic Research AR-M2
発売日:-
価格:¥135,130

オーロラサウンド

別記事に切り出しました。

オーロラサウンド BusPower-Pro2が思いの外よかったです
Aurorasound USBバスパワー機器用外部安定化電源 BUSPOWER-PRO2 Amazon.co.jp での取り扱い開始...

機材を持っていけばその場で比較試聴ができるというのは
ヘッドホン系のイベントならではです。とても良いと思います。

角田郁雄氏のイベント「DSDの音を探る。」

これが今回のメイン。MPS-5 Limitedがどうしても聞きたかった。
クロックに水晶ではなくMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を
採用してどのように変わるか、これを確認するために行ってきました。
MEMSは振動とノイズに非常に強いということで、
今後のクロックのトレンドが変わる可能性を確認したいなと思っていました。

ヘッドホン祭で開催されていますが、
これは完全にオーディオのイベントです。

使用機材:
・Luxman M-900u,C-900u
・Vienna Acoustics (型番不明)
・monitoraudio GOLD 300

DACやプレイヤーの一覧:
・PS AUDIO Direct Stream DAC
・CHORD DAVE(β版、まだ仕上がっていないとのこと)
・PlaybackDesigns MPS-5 Limited
・sforzato DSP-01(高いクロックも)
・DELA N1Z

上流は物によって違ったようです。
後ろの方に座ったので正確には分かりません。
CHORDはPC、PlaybackDesignsはCDだったような。

基本はプレイヤーを入れ替えて1つずつ視聴していくスタイルで、
スピーカーは前半にmonitoraudioを使い、
後半はVienna Acousticsを使いました。
出音自体はそこまでいいものではありませんでしたが、
部屋の環境は今年の秋のイベントの中でもかなりよかったと思います。
(それでも大掛かりなイベントの中では音はいいほうかな?)

そんな中、明らかに到達点が高かったのはMPS-5 Limitedでした。
音の滲みの少なさ、定位の良さ、音楽性の高さ、出音の感触の良さと、
非常に私好みの音と音楽が聴ける感じを受けました。

sforzato DSP-01のポテンシャルは凄まじく高いものの、
音が安定するまでにかなりの時間かかる印象がありまして、
今回のイベントでもその点で届かなかったのかなと思いました。

MPS-5 Limitedは今回国内25台限定ということですが、
このクロックの良さが間違いないものだということが分かれば
通常品にも導入されるのではないかと思います。

通常版のMPS-5で感じたDSD系特有の違和感は
今回の視聴では全然分からなかったので、
後日、ちゃんと視聴して確認してきたいと思います。

もし、クロックの違いだけで音に全く揺らぎがなくなると感じられたら、
MEMSはデジタルオーディオ界に革命を起こすものになるのでは
ないかと想像してしまいます。
技術革新が音質向上に結びつくのは久々ではないでしょうか。

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『ヘッドホン祭 2015秋に行ってきました』へのコメント

  1. 名前:danzalunatica 投稿日:2015/11/03(火) 21:51:03 ID:3dd7fd150 返信

    お久しぶりです。
    私も短い時間ですが、試聴する為一目散に角田さんのイベントルームへ・・・
    皆さんCHORD DAVEの試聴の時はごっそりと入れ替わり、まばらになったのが印象的でした。
    後で、角田さんのブースではかなりの爆音で閉口したと、周りの方から聞いてそこにいた私は何だか申し訳無い思いで、小さくなっていました(汗)

    RE・LEAFにも立ち寄り、Kさんとも再開、DMaaとは別のヘッドフォンについて、色々興味深い今後の展開も伺えて楽しい時間でした。
    もう随分とベースモデルを探しているのですが、以前にも増してDMaaチューンを手に入れたくなりました、とてもフラットでER4Sご愛用のpurepureさんにも気に入って頂けるかも知れません。

    HD800Sも見かけたので試聴したかったのですが、人多いタイマーが限界に来ていたので逃げるように退散しました。

    • 名前:purepure 投稿日:2015/11/08(日) 21:31:23 ID:cdbc94d28

      danzalunaticaさん、いつもコメント有難うございます。
      返信が滞っているものがいくつかあります、すみません。

      DAVEは製品版を改めて聴いてみたいです。
      CHORDは横に倣えの状態になっている他メーカーより
      ずっと面白いと私は思っているので、ちょっと残念です。

      RE・LEAFの方は記事で見たことがあったのですが完全に忘れていました。
      DMaaチューンは知らなかったのでいくつか調べてみました。
      非常によさそうなので私も聞いてみたいです。

  2. 名前:Fuji 投稿日:2015/11/06(金) 07:15:01 ID:93fc47c08 返信

    purepureさん、Fujiです。

    私もヘッドホン祭に初めて行ってきましたが、随分と賑わっていましたね。私自身ヘッドホンではほとんど聴く事が無いのですが、どの様な感じなのか見てみたいと思った訳です。感想としまして一言で言えば若い方が大変多く活気があり、又メーカーの力の入れ方もかなりの物だと感じた次第です。又、当然の事ながら角田氏のブースでsforzatoの音を聴いて来ました。久しぶりに聴くsforzatoの音はやはりいいですね。先のハイエンドオーディオショウや真空管オーディオショウのデモで聴いたどの音より良いと私は感じました。デモの後、小俣社長にDACチップをパラで使う理由をお尋ねした所、音場の深さ、奥行き、臨場感などがより向上すると仰ってました。もし私がVine mpdを持っていなければ、DSP-05あたりをなんとか手に入れて見たいですね。
    それから、purepureさんが仰っている、【sforzatoはポテンシャルは凄まじく高いものの、音が安定するまでにかなりの時間かかる、】と言うのはクロックにOCXOやTCXOを使っているので安定するまで時間がかかると言う事なんでしょうか。

    • 名前:purepure 投稿日:2015/11/08(日) 21:28:42 ID:cdbc94d28

      Fujiさん、コメント有難うございます。
      忙しすぎてPC周りはさっぱり弄れていません。

      ヘッドホン祭の活気は私もすごいと思いました。
      気軽に視聴できますし、堅苦しくもないですし、
      音質よりも大事なものがたくさんあるということを
      感じずにはいられませんでした。

      すみません、記事の内容を1点訂正します。

      ・誤:sforzatoはポテンシャルは~
      ・正:sforzato DSP-01のポテンシャルは~

      これが正しいです。

      DSP-01は過去に7,8回くらい聞いているのですが、
      設置して4日くらいは経っていないとDSP-01だからこそ
      出る音というものを感じられないような印象があります。
      これは、DSP-01の寝起きが悪いということではなくて、
      僅かな差を鮮明に描き出す機材だからではないかと考えています。
      1週間ほど安定させると今まで聴いたことのない音が出てきますから。

      安定するのに時間がかかる原因というのがクロック(OCXO,TCXO)に
      あるのかどうかは分かりません。
      尤も、私はクロック系のアクセサリが好きではないので
      あまり突っ込んだことは書けないというのが正直なところです。

      MEMSの外部クロックが出てくるとか、クロックだけ一週間安定させて
      視聴するイベントがあれば何か分かるかもしれません。

  3. 名前:Fuji 投稿日:2015/11/09(月) 17:29:09 ID:e7b4a239c 返信

    OCXOを使用したクロックは電源を入れてから温度が定常状態になるまで一週間はかかる様です。従って、通常外部クロックは常時電源をONにしておく必要が有る様です。厳密に言えば、たとえネットワークプレーヤーであってもOCXOやTCXOを使用していれば常時電源をONにしておく必要が有ると言う事になります(もちろんDDCやDACもですが)。私のDDCにもTCXOを使用していますが、精度が良くありませんのでアンプやPCなどと同じく聴きたい時にONし、聴き終わったらOFFにしています。

  4. 名前:danzalunatica 投稿日:2015/11/10(火) 01:21:48 ID:d955fa6f1 返信

    お返事有難うございます、体調の事も伺ってますので気になさらないで下さい。
    DAVEはどうやら製品版の仕上がりは年内が怪しいようです。
    ご指摘のCHORD DAVE、他ではなかなか無い音へのアプローチに私も共感しています。
    ただ、全ての音が主役のような、混ざる事の無い一音一音が明確な存在には図らずも疲弊してしまいました。
    まるで物体を素粒子レベルまで分解し再構築したかのような物理学的音色にたじたじです。
    音楽再生をサイエンスしたかのような個性的なCHORDの音を、システムにどう組み込むのか考えてしまいました。
    小俣さんも強い関心を寄せていらして、専用トランスポーターを計画しているとの事です。

    トランスポーターは楽しみですが、苦手だったplayback desghnsもMPS-5 Limitedのお陰で興味が湧きましたし、勿論DSP-01も忘れられません。
    バランスはプロトタイプの方が好みでしたが(低域の質やバランスが気になり、ダルに感じられてしまったのです)、PMC-01で聞く中高域は、様々な音の繊維がほぐれてな鮮やかな色が目の前で見える気がしてハッとさせられました。
    私のシステムはセッティングの問題を抱えた状況で、他の機材のクォリティーに頼るのはどうかとも思いつつ、予算の算段もし始める体たらくです。

    DMaaチューンにご興味があれば、お話しを繋げますので仰って下さい。
    派手さはなくとも説得力のある音だと思います。

  5. 名前:danzalunatica 投稿日:2015/11/10(火) 02:39:51 ID:d955fa6f1 返信

    追伸
    PLAYBACK DESIGNSが苦手と言うのは、DSD方式による高周波ノイズを感じているからかも知れません。
    幾らか癖を感じてしまうのですが、2.8MHzから5.6MHzになる事で減少すると言う方もいらっしゃるようです。
    それは可聴帯域の上へノイズが押しやられ感じ難くなるという事を聞いた事があります。
    purepureさんも違和感を覚えるとの発言がありましたが、音楽のタイミング情報が埋もれてしまうこの現象を、感じ取って居られるのかも知れません。
    そして11.2HMzなど周波数を上げれば良いと言うものでも無いようです、なかなか難しいものですね。

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